スティーヴン・キング『シャイニング』続編の映画化『ドクター・スリープ』2020年1月24日米国公開へ

作家スティーヴン・キングによる傑作ホラー『シャイニング』の続編小説を映画化する『ドクター・スリープ(邦題未定、原題:Doctor Sleep)』が、2020年1月24日に米国公開されることが分かった。
閉ざされた雪山のホテルで、狂気にとらわれた男ジャック・トランスが家族を惨殺しようとする姿を描く『シャイニング』は、巨匠スタンリー・キューブリックによって1980年に映画化もされた人気作品。映画自体は批評家および観客から絶賛されたものの、原作からの大幅な変更を良しとしなかったスティーヴン・キングは、のちに自身でテレビドラマ版を製作している。
キングが2013年に続編として書き下ろした『ドクター・スリープ』は、前作の主人公ジャックの息子で、超能力「かがやき=シャイニング」を持つダニー・トランスが活躍する物語。40代になった彼は、かつての父親と同じくアルコール依存症を患い、希望を失った暴力的な人物となっていた。ダニーは、アルコール依存症を克服するための自助グループに参加すると共に、ホスピスで仕事をすることを決める。超能力を使って死にゆく人々を看取る「ドクター・スリープ」となったダニーは、ある時同じ能力を持つ少女アブラと出会う…というストーリーだ。原作の邦訳版は、文藝春秋社より上下巻が発売されている。
本作でメガホンを取るのは、Netflixによる映画版『ジェラルドのゲーム』(2017)のほか、『サイレンス』(2016)や『ウィジャ ビギニング~呪い襲い殺す~』(2016)、『ソムニア ―悪夢の少年―』(2016)、『オキュラス/怨霊鏡』(2013)など、ホラー映画の名手として知られるマイク・フラナガン。プロデューサーとして数々の映画に携わり、『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017)や『ザ・リング/リバース』(2017)、キング原作の『ダークタワー』(2018)の脚本を執筆したアキヴァ・ゴールズマンが脚本・製作を担当する。キャスティングについては明らかになっていない。
なお近年のスティーヴン・キング原作のホラー映画には2017年の大ヒット作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』があり、続編『イット:チャプター2(邦題未定、原題:It: Chapter Two)』が2019年9月6日に米国公開予定。他、『ペット・セマタリー(邦題未定、原題:Pet Sematary)』の米国公開が2019年4月に控えている。
映画『ドクター・スリープ(邦題未定、原題:Doctor Sleep)』は、2020年1月24日より米国公開予定。
Source: THR, StephenKing.com
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