カイロ・レン役アダム・ドライバー、ハン・ソロ殺害シーンをよく思い出す

『スター・ウォーズ』続三部作でカイロ・レン役を演じたアダム・ドライバーは、今でも『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)の象徴的なシーンを思い出すことが多いのだという。米CNNに語っている。
父親であるハン・ソロを殺害するシーンだ。映画の終盤、カイロ・レンはスターキラー基地内でハン・ソロに再会する。父に強い恨みを持つカイロ・レンは、息子を迎え入れようとするソロの身躯に十字形ライトセーバーを突き刺す。ソロは最期に息子の顔を一度だけ撫で、そのまま奈落に堕ちる。
ハリソン・フォードが演じた、『スター・ウォーズ』を最も代表する大人気キャラクターの一人であるハン・ソロは、ファンにとって長年の旧友であるような存在だ。当時はまだ新キャラクターだったカイロ・レンが彼を殺す瞬間は、世界中のファンに大きな動揺を与えた。
公開から早8年が経つが、演じたアダム・ドライバーは未だにこのシーンのことを日常的に思い出すことがあるのだという。「誰かしらに、あのことを毎日思い出させられますよ。いや、毎日ではないかな。でも、前まではもっとありました。今は、多分月に一回くらいかな。僕がハン・ソロを殺したってことを、誰かに言われるんです」。
続三部作の中でも特に議論されるシーンの一つになったが、撮影時はとても感傷的な雰囲気だったと、ドライバーは振り返っている。「もちろん撮影ではジョン・ウィリアムズの楽曲が流れていたわけではなく、実際にはハリソンとの撮影は非常にエモーショナルでした。ハリソンはとても寛大で、静観的で、僕にとってあれはとても素晴らしい瞬間でした。それが彼の死亡シーンだとしてもね」。
『フォースの覚醒』に始まった三部作は評価が割れる結果となったし、ドライバーも自身の出演作はあまり振り返らないタイプの俳優なのだが、それでもカイロ・レンのことはその後も大切に思っているようだ。過去のインタビューでは、カイロ・レンのヘルメット二つとライトセーバーを持ち帰って部屋に飾っていると語っている。「ヘルメットは車運転する時に被ってます。周りが困惑するから」。
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