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【ネタバレ】『ドクター・ストレンジ/MoM』イルミナティのメンバー2人、登場はギリギリで決定されていた ─ VFX担当者に「申し訳ないことをした」

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
© 2022 MARVEL

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、原作コミックにも登場する秘密結社「イルミナティ」が登場した。公開1ヶ月半前の時点で再編集が行われるなど急ピッチでの作業が続いていた本作では、急遽参加が決まった俳優たちもいたようで、このうち2人が「イルミナティ」のメンバーに含まれていたという。

この記事には、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のネタバレが含まれています。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、公開前から登場の噂が囁かれていたイルミナティがMCUデビューを飾った。パトリック・スチュワート演じるプロフェッサーXがチームを率いており、メンバーはモルドやキャプテン・マーベル、キャプテン・カーター、ミスター・ファンタスティック、ブラックボルトによって構成されていた。劇中では、スカーレット・ウィッチと化したワンダによって(モルドを除き)殲滅させられたイルミナティの面々だが、数いる候補の中で誰がメンバーに選定されるかは撮影開始後も完全には定まっていなかったという。

これを語るのが、コスチュームデザインを担当したグラハム・チャーチヤード。米Comicbook.comとの取材で、VFXスーパーバイザーを務めたジャネク・サーズに対して「申し訳ないことをしました」と振り返るチャーチヤードは、ジョン・クラシンスキーとアンソン・マウントがそれぞれ演じたミスター・ファンタスティックとブラックボルトの登場が突然決まったことを受け、本来は仕立てるはずの衣装がCGで再現されることになったことを明かしている。

「(彼には)直前になって詰め込ませるようなことをしてしまいました。他のメンバーのデザインはすでに考えてあったんです。でも渡航制限のせいでキャスティングが上手く行かなかったこともありました。[中略](プロデューサーの)リッチー・パーマーはじめ全員がイルミナティに入るキャラクターの有力候補リストを持っていましたね。あのキャラクター2人が決まった時は、LAで衣装を作り始めるのには時すでに遅しでした。」

コロナ禍によって最初に起用されたキャストの渡航が阻まれ、キャラクター変更まで余儀なくされていたとは驚きだ。事実、クラシンスキー&マウントとスクリーンを共有していたスカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンは、共演シーンの撮影が別撮りで行われていたことを明かしており、劇中の対決シーンがCGと編集によって再現されたのには、上述のような事情があったようだ。

ともあれ、突然の依頼を受けたVFX部門が背負うことになった激務と重荷は想像に難くない。なお直近では、マーベルスタジオで仕事歴のあるVFXアーティストたちから過酷な労働環境への不満が続出していたことが話題となったが、その実情が垣間見られるエピソードでもある。

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Source:Comicbook.com

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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