【ネタバレ】『ドクター・ストレンジ/MoM』ラスト、おまけシーン解説 ─ 衝撃サプライズは一体誰?裏テーマも

この記事には、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のネタバレが含まれています。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』シャーリーズ・セロンが演じたクレア
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』一つ目のおまけシーンでシャーリーズ・セロンが演じていたのは「クレア」というキャラクター。コミックでは、ドルマムゥ(『ドクター・ストレンジ』1作目にも登場したヴィラン)の姪であり、ダーク・ディメンションにおけるソーサラー・スプリームという設定だ。ストレンジにとっては長きにわたる盟友であり、また妻ともなる。スタン・リーとスティーヴ・ディッコによって創造された。コミックのでの初登場は1964年の「Strange Tales #126」。最近では、2022年3月より米刊行されたコミック「Strange」シリーズでフィーチャーされていた。
「クレアのことは、登場させたいとずっと思っていました」。本作で脚本を手掛けたマイケル・ウォルドロンは、Podcast番組でそう話している。「コミックでは、ドクター・ストレンジの恋人で、彼と肩を並べるほどの魔術師です。彼女はバックストーリーも魅力的。1作目に登場したあの巨大なドルマムゥの姪なんですよね」。
どうやらクレアには、ポータルを開いてディメンション間を移動できる力があるようだ。『ドクター・ストレンジ』第3作となる続編はまだ正式にアナウンスされてはいないが、映画の最後に「ドクター・ストレンジは帰ってくる」とのお馴染みのメッセージもあったように、新作が製作されることは必至。そこでは、ストレンジとクレアがインカージョンを制止するべく向かったダーク・ディメンションでの冒険が描かれることになりそうだ。
おそらくその続編で、ストレンジとクレアは互いの素性を明かしあい、そして急激に惹かれ合うのだろう。コミックの設定に従えば、2人が婚約する可能性も十分ある。
ストレンジの未練の恋人、クリスティーンはどうなるのか?どうやらストレンジは、次の恋に進む時らしい。「レイチェル・マクアダムスが演じたクリスティーン・パーマーとのラブストーリーについては、そろそろ本を閉じる必要があるかなと思っていました」と、ウォルドロンは証言している。つまり、クリスティーンの登場は基本的に本作が最後であり、『MoM』ラストでストレンジがクリスティーンの時計を修理して仕舞った描写は、ストレンジが次へ進むことを示唆していたと見て良さそうだ。その次なる恋の相手が、シャーリーズ・セロン演じるクレアになりそう、ということである。クリスティーンから学んだ言葉と共に、ストレンジは相手への想いを伝えるという恐怖と向き合い、クレアと結ばれる……と想像を巡らせるのは、まだちょっと気が早い。
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ところでクレアを演じるシャーリーズ・セロンの方も、SNSでこの新ヒーロー役の姿を公開している。紫のアイラインが特徴的だ。ドクター・ストレンジと共に、今後のMCUの牽引役としての活躍を期待しよう。