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ドクター・ストレンジ、MCU5作のタイムライン丸わかり ─ これで続編『MoM』も準備万端

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
(c) Marvel Studios 2022

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022)

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

さて、ファンの記憶に新しい『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』だ。『MoM』でストレンジが困った状況に陥るきっかけがここで生まれてしまう。ある日、サノス戦を共にしたピーターがサンクタム・サンクトラムにやってくる。そこでストレンジはピーターから、自分のせいでMIT(マサチューセッツ工科大学)から不合格通知を言い渡されたMJとネッドのために、過去に戻れないかとお願いされる。

若者の切なる願いをどうにかしたいと、ストレンジはウォンからの厳しい忠告を無視し、全世界の人々にスパイダーマンのことを忘れさせる強力な呪文を唱える。しかし、「身近な人だけは除いて」と、MJ、ネッド、メイおばさん、ハッピーと次々に名前を挙げたピーターの茶々が入り、呪文が暴走し始めてしまう。なんとか魔術を抑え込んだストレンジだったが……とんでもないことが起きていた。

世界はピーターを忘れるどころか、他のユニバースから「ピーター・パーカー」を知る悪党たちが次々と襲来。すでにリザードを捕らえていたストレンジは、ドック・オクを確保した後、ピーターにヴィラン捕獲のミッションを与え、エレクトロ、サンドマン、グリーン・ゴブリンを捕まえる。順調にいっていた矢先、ストレンジはヴィランたちに情が移ったピーターに魔術を封じ込めたボックスを奪われてしまう。すばしっこく逃げるピーターをストレンジはミラーディメンションに連れ込み、追跡劇を繰り広げるも、ピーターの頭脳に完敗。そのままミラーディメンションに閉じ込められてしまった。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

スリングリングを開く道具も盗まれ、閉じ込められっぱなしのストレンジの知らない間に、ヴィランたちが大暴れ。ピーターは、ネッドが開いたスリングリングを通ってやってきた別世界のスパイダーマン2人と共に、解き放たれたヴィランと最終決戦に挑んでいた。戦いも終盤に差し掛かると、上空の裂け目がどんどん広がっていき、ストレンジはこれを食い止めるのに精一杯。最後はピーターが覚悟を決め、世界中の全員が自分のことを忘れる呪文をストレンジにかけさせ、なんとか一件落着となった。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
©Marvel Studios 2022

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のポストクレジットシーンでは、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の予告編が流れ、ストレンジのその後が伝えられた。どうやら問題は収まっておらず、ストレンジの元には新たな脅威が迫っていた。マルチバースに詳しいというワンダを頼みの綱に彼女の元を訪れたストレンジだが、シュマゴラスっぽい巨大生物の攻撃を受けたり、別世界の邪悪な自分と対面したり、怪しい組織の元に連行されたり……散々な目に遭っているようだ。

また、これまで孤高の魔術師だったストレンジは、マルチバースという未知の領域の解明に頭を抱えることになり、時に自尊心を捨てなければいけないらしい。サム・ライミ監督によれば本作でストレンジは、新登場するティーンエイジャーのアメリカ・チャベスから「学ばなければいけなくなる」という。天才外科医から魔術師へ、キャリアこそ変われどいつだって誇りを持って行動してきたストレンジ。果たして、プライドをズタズタにされることに耐えられるのか?そして本作での戦いを終えた後、どのような道を歩んでいくのかも気になるところだ。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は、2022年5月4日(水・祝日)に日本公開。

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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