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『ドクター・ストレンジ』続編は「正真正銘のサム・ライミ映画」 ─ コロナ禍を利用してホラー度を強化

ドクター・ストレンジ
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』は、監督にサム・ライミを起用し、前作以上にホラー調の作品となる。脚本のマイケル・ウォルドロンによれば、コロナ禍の休止期間を利用し、ホラー志向にはさらに磨きがかけられたようだ。

ライミ監督とウォルドロンは、前作監督のスコット・デリクソンがプロジェクトを離脱した後、2020年2月に本作に参加したことが判明済み。ポッドキャスト「Friends From Work」では、その後すぐにハリウッドが一時停止状態となったことがプラスに働いたことが語られている。

「今回の場合、コロナがあって、僕とサムには(企画を)自分自身のものにする時間ができたんです。そのおかげで、もう少し怖い方向性に進めないかというチャンスが生まれたのが良かった。だって、サムはそういう映画がとても上手い人だから。」

もともと、前作『ドクター・ストレンジ』がホラー調となったのは、監督のスコット・デリクソンがホラー出身のキャリアを活かしたため。ウォルドロンも「前作は監督が見事な仕事をしていて、ホラー映画ではないけれども、全編に不気味なところがあり、それが映画を成功させた」と分析している。「僕が幸運だったのは、デリクソンの仕事と、前任の脚本家のジェイド・バードレットの仕事がすでにあって、そこに入れたということでした」。

ちなみにウォルドロンいわく、コロナ禍を味方につけたゆえか、本作は「正真正銘のサム・ライミ映画」になっているとのこと。「サム・ライミが大作スーパーヒーロー映画に帰ってくるわけです。みなさんがサム・ライミの映画に期待するものは、きっとすべて入っていると思いますよ」

映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』は、2022年3月25日に米国公開予定。

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Source: Friends From Work

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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