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ティモシー・シャラメ主演『デューン』劇中写真第2弾が米公開 ─ 剣士ジェイソン・モモア&ジョシュ・ブローリン、公爵オスカー・アイザックほか登場

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ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ティモシー・シャラメ主演による“2020年最後のSF超大作”『デューン(原題:Dune)』より、再び劇中写真が米Vanity Fairにて公開された。

 
 
 
 
 
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SF作家フランク・ハーバートの傑作小説『デューン/砂の惑星』(ハヤカワ文庫SF刊)を映画化する本作は、貴重なスパイス「メランジ」が唯一産出される砂漠の惑星・アラキスを舞台とする物語。貴族たちが統治をめぐり争うアラキスを治めるのは、主人公ポール・アトレイデスの父親レト公爵だ。しかしレトは陰謀により命を落とし、息子のポールは砂漠の荒地へと逃亡する。自らをメシアと信じる民族の指導者として、ポールは帝国の転覆、アトレイデス家の再興を目指すのだ。その過程で、彼は自分に秘められた力に目覚めていく……。

ポールの父親デューク・レト(オスカー・アイザック)と母親レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)は、故郷である海の惑星カラダンを離れ、アラキスを治めていた。母のジェシカは、心を読み、声で人を操ることができる「ベネ・ゲセリット」と呼ばれる女性のひとり。脚本では非常に恐ろしい人物として描かれる“戦う巫女”だが、ヴィルヌーヴ監督は「宇宙の修道女…どころじゃありません」と冗談交じりに語っている。

レディ・ジェシカという役柄について、演じるレベッカは「母親であり、側室であり、戦士」だと形容する。なにしろ彼女は宇宙を救い、同時にポールを守り、鍛えねばならないのだ。「ドゥニは原作に大きな敬意を払いつつ、女性たちの物語を新たな次元に引き上げてくれました。ドゥニによるいくつかの変更は見事です」

公爵亡きあとも、ポール&ジェシカ親子に仕えるのは古参兵ガーニー・ハレック(ジョシュ・ブローリン)、剣士ダンカン・アイダホ(ジェイソン・モモア)ら兵士たちだ。ジョシュのInstagramには、ガーニーの姿やジェシカの別カットのほか、アラキスの原住民フレーメンの族長スティルガー役のハビエル・バルデムとヴィルヌーヴ監督のメイキング写真も掲載されている。

 
 
 
 
 
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かたや、アトレイデス家の前に立ちはだかるのは、ハルコネン家の“無慈悲な怪物”バロン・ウラディミール。全身をサイのような皮膚で覆った人物として、“捕食者”のイメージで描かれるという。人物像に(皮膚以上の)厚みをもたらすため、バロン役には『パイレーツ・オブ・カリビアン』『マイティ・ソー』シリーズなどの名優ステラン・スカルスガルドを起用。ビジュアルは謎に包まれているが、監督は「ずっと何かを考えている人物です。目の奥で何かを計算しているのがわかる。とても怖いですよ」と自信をにじませた。

ちなみにファーガソンの言及した“変更”のひとつが、アラキスの生態学者であるリエト・カインズ博士の設定だ。従来は白人男性が演じてきたが、本作では『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)などの黒人女優シャロン・ダンカン=ブルースターが演じる。出演者に女性が少ない本作だが、女性のために役柄を書きたいと考えたヴィルヌーヴ監督たっての希望で出演が実現。シャロンいわく、カインズ博士は「大勢の人々の間で平和を維持している人物」だという。

そのほか本作には、ハルコネン家の邪悪な執行者グロス・ラバンをデイヴ・バウティスタ、ポールの夢に現れる謎の女性チャニをゼンデイヤ、聖なる意志で人々を操るマザー・モヒアムをシャーロット・ランプリングが演じる。

映画『デューン(原題:Dune)』は2020年12月18日に米国公開予定

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Source: Vanity Fair

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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