『デューン3』製作決定 ─ 『PART2』6億ドル超えの大ヒット、『砂漠の救世主』ついに実現へ

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるSF超大作『デューン 砂の惑星』シリーズ第3作が製作されていることがわかった。米Varietyが報じている。
本シリーズは、フランク・ハーバートによる同名のSF小説を現代で映像化したもの。2024年3月にはシリーズ第2弾『デューン 砂の惑星PART2』が公開を迎え、現時点までに世界興収6億3,127万ドルの大ヒットを記録している。
報道によれば、シリーズの製作を務める米レジェンダリー・ピクチャーズとヴィルヌーヴ監督は第3作の開発に着手しているという。ヴィルヌーヴ監督はかねてより3作目実現への希望を口にしており、脚本の執筆もほとんど終えていることを明かしていた。
第3作の原作になるのは、小説『デューン 砂の惑星』の続編にあたる『デューン 砂漠の救世主』と見られる。これまで映画化されたことはなく、ヴィルヌーヴ監督も実現を夢だと語っていた。
物語は、『PART2』のラストでも描かれたポールの王座奪還から12年後のアラキスが舞台。未来を視るクイサッツ・ハデラッハとなったポールは皇帝として国を治めながらも、内部での裏切りや外界で密かに企てられる陰謀に苛まれていく。ティモシー・シャラメ演じるポールやゼンデイヤ演じるチャニに加え、『PART2』より登場したフローレンス・ピュー演じる皇女イルーランやアニャ・テイラー=ジョイ演じるアリアが重要な役どころを担ってくる。
現在は開発段階ということで、本格的な製作開始時期は不明だ。一方、2024年3月下旬には、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(2023)や『PART2』を成功に導いたティモシー・シャラメが、米ワーナー・ブラザースと複数年にわたる契約を締結。今後のワーナー作品においてシャラメは主演と製作を務めることになり、同契約に『デューン』第3弾も含まれてくることになるだろう。
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