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「『アベンジャーズ』は出た方がいいって」フランク・グリロ、息子の説得で『エンドゲーム』オファー引き受ける

フランク・グリロ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9364106514/

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でクロスボーンズ/ブロック・ラムロウ役を演じたフランク・グリロは、当初『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)への再登場を断っていたという。グリロは新たなインタビューで、出演に至った理由を話している。

この記事には、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のネタバレが含まれています。

ブロック・ラムロウ『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)に登場したS.H.I.E.L.D.のトップエージェント。『シビル・ウォー』ではクロスボーンズとして武装、キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースらと戦闘になる。

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全編見せ場だらけの『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、アベンジャーズの一同がインフィニティ・ストーンを再回収するべくタイムラインの過去に戻る展開がある。スティーブ・ロジャースらは2012年の映画『アベンジャーズ』で描かれたニューヨーク決戦へタイムトラベルし、スティーブはマインドストーン奪取にあたった。

ラムロウが再登場するのは、ストーンの付いたロキの杖を移送するS.H.I.E.L.D.一同とスティーブがエレベーター内で遭遇するシーンだ。ジャスパー・シットウェル(マキシミリアーノ・ヘルナンデス)、ジャック・ロリンズ(カラン・マルヴェイ)と共にラムロウもエレベーターに乗っていた。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のセルフパロディとして一戦始まりそうな緊張感が走ったが、熟練したスティーブは「ヒドラ万歳」と囁き、無血での脱出に成功する。

実はこのシーンで、ラムロウを演じたフランク・グリロは再演しないつもりだったという。Podcast番組のインタビューに登場したグリロは「クロスボーンズは、シリーズからあっという間にいなくなってしまった。ちょっとイラついたんですよ。だって7作分の出演契約を結んでいたんですからね。マーベル・ユニバースの一部分になれるんだと思っていたら、そういうわけでもなかったから」と吐露。確かに過去のインタビューでも、『エンドゲーム』後に「依頼があったら、まだ後5本は出なくちゃいけないことになってる」と話していた

『エンドゲーム』への出演オファーについては、「『アベンジャーズ』のために1週間ほど復帰していただきたいのですが」という電話がかかってきたとのこと。「”何のためにですか?“って聞いたら、”それは言えないのですが……”だと。”じゃあいいです“っつって電話切ったら、またかかって来て、”だからやりませんって、もうほっといてください“って」。

どうやら少々お怒りだった様子のグリロだが、最終的に再演を引き受けた決め手は。

「22歳の息子がいるんですけど、”いや『アベンジャーズ』は出たほうがいいでしょ“って言うんですよ。”そうか?何で?”って聞いたら、”いいから出たほうがいいって、10秒の出番でもいいから、歴史の一部になれるよ、すごいことなんだよ。世界中の人が観るし、めちゃくちゃ重要なやつだから。観た人みんな笑顔になってくれると思う”ということで。だからやったんです。息子のためです。」

グリロの息子の言う通り、ブロック・ラムロウの再登場はMCUファンを喜ばせる粋な演出となった。息子は「10秒の出番でもいいから」と話したということだが、実際に『エンドゲーム』には20秒以上登場しており、スティーブ・ロジャース役クリス・エヴァンスとセリフのやりとりも披露している。

短い場面ながら存在感をはっきり示していたフランク・グリロ。彼がいなければ、この場面の印象も大きく変わっていたことだろう。

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Source:Lights Camera Barstool

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THE RIVER編集部THE RIVER

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