『アベンジャーズ/エンドゲーム』真田広之の役柄が判明 ─ 「今まで何も言えなかった」、キャプテン・アメリカ役クリス・エヴァンスとの再共演にも言及

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』に、日本人俳優の真田広之が出演していることが正式に発表された。真田の出演は2017年9月に米国メディアで報じられていたが、公開を間近に控えて開催されたワールド・プレミアに真田本人が登場。自らの役どころや撮影時のエピソードを語った。
この記事には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレと捉えうる内容が含まれています。ワールド・プレミアの時点で明かされている情報ではありますが、事前に内容を一切知りたくない方はお読みにならないことをお薦めいたします。
「夢が叶ったよう」
『ラストサムライ』(2003)以降、コンスタントにハリウッドの映画やテレビドラマに出演してきた真田にとって、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013)に続いて2度目のマーベル・コミック原作映画となる。もちろん、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)への参加は今回が初めてだ。
ワールド・プレミアにおけるマーベルのインタビューで、真田は「夢が叶ったようです。オファーをいただいて興奮しましたし、驚きました」と話した。「撮影現場では素晴らしい時間を過ごしましたし、今日はとても特別な日。フェスティバルやオリンピックに来ているようで、ここにいられて本当に幸せです」。自身もMCUやコミックの大ファンだと語っており、2018年11月にこの世を去ったスタン・リーについては「私のヒーローです。お会いしたかったですが…でも、きっとこの場にいらっしゃると思います」と述べた。
破格の超大作映画に参戦した真田は、撮影現場での様子について、自らの味わった驚きと喜びを振り返っている。
「初めて撮影に行った時、本当にスケールの大きい、とてもリアルなセットで…“うーん、これがマーベル映画か”と。レギュラーの出演者やスタッフのみなさんは素晴らしいチームワークで、とても温かく迎えていただきました。だから撮影にも入りやすくて、プレッシャーもありませんでしたね。とてもいい空気で、これがマーベル・スタジオなんだなと思いました。」
また米Varietyの取材にて、真田は本作への出演について「みんなに言いたかったですよ、でもトップシークレットなので、今日まで何も言えなかったんです」とも話している。
Hiroyuki Sanada shares that he couldn’t say anything about being in #AvengersEndgame until today pic.twitter.com/T2LRWVmiEQ
— Variety (@Variety) 2019年4月22日
真田によれば、自身が演じているのは「アキヒコ」という名前のヤクザ。「ある人物が東京にやってくるので、僕は彼と戦うんです。…言っていいのかな、ローニンという新キャラクターですよ」。アクションシーンの撮影はどしゃ降りのセットで一晩かけて行われたといい、アンソニー&ジョー・ルッソ監督と話し合いながら役柄を固め、殺陣や演技を作っていったことを明かしている。
ちなみに真田は、「一番好きなアベンジャーは?」との質問に「難しいですね…」と一瞬考え込んだのち、かつて『サンシャイン 2057』(2007)で共演したキャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスを挙げている。「以前共演しましたし、僕はコミックが若いころから大好きなので、彼がキャプテン・アメリカにキャスティングされて嬉しかった。ずっと応援しているんですよ」。さて、本編での共演はあるのか…?
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html