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【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』ファルコン役アンソニー・マッキー、キャプテン・アメリカ役クリス・エヴァンスの偉業を語る ─ 思わぬ製作秘話も

anthony mackie アンソニー・マッキー
Public Domain https://www.flickr.com/photos/lbjlibrarynow/26359490693/

この記事には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容となりますのでご注意下さい。なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

キャプテン・アメリカの継承は「大きな挑戦」

『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラスト、キャプテン・アメリカは6つのインフィニティ・ストーンを“あるべき場所”へと返すために過去へ戻る。しかし、スティーブ・ロジャースがキャプテン・アメリカとして現代に帰ってくることはなかった。スティーブは過去に戻ってペギー・カーターと“再会”し、自分の人生を歩むことを決めたのだ。タイムトラベルによって発生した「分岐した世界」で数十年を過ごし、スティーブは老人の姿となって現れると、キャプテン・アメリカの盾をサム・ウィルソン/ファルコンに託した。「他人のものみたいだ」と口にするサムに、スティーブは「君のものだよ」と話す。

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『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)からキャプテン・アメリカを演じてきたクリス・エヴァンスと、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初出演となったアンソニー・マッキーはプライベートでも仲が良いことで知られている。アンソニーは、クリスの仕事ぶりに大きな賞賛を述べた。

「僕はクリスが大好き。クリスは最高のキャップだと思います。彼がやってきたようなことを、シネマティック・ユニバースやこれだけの長さの映画でやれる人はそういないでしょう。だって、彼は非常に多くの映画でキャップを演じたわけですから。」

『エンドゲーム』で盾を受け取ったサムは、映像配信サービス「Disney+」で配信されるドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題:The Falcon and The Winter Soldier)」で盾を持って現れるものとみられる。今、アンソニーはキャプテン・アメリカの“継承”に――その名前を引き継ぐかどうかは不明だが――大きなプレッシャーを感じているようだ。

(盾を)引き受けること、歴史の一部になること、受け継がれてきたものに加わることは大きなチャレンジです。同じスーツを着て、僕がクリス・エヴァンスになるのを期待されているようですが、僕は黒人ですからね。そうはなりませんよ(笑)。」

ところで『エンドゲーム』では、前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)で消滅したヒーローたちの“復活”を伝えるという大役をサムが担っている。スティーブの耳に、「キャップ、聞こえるか? サムだ」との声が聞こえてきたあと、『ウィンター・ソルジャー』冒頭でスティーブがサムに言った言葉、「左から失礼(On Your Left)」が反復されるのだ。しかしアンソニーは、このセリフがどう使われるのかを知らされずに、声だけを録音したという。

「脚本をもらっていませんからね。(当日に)セリフをもらって、アフレコをして、またCG用の撮影をして、それで終わり。どうやって使われるのかは知らなかったんですよ。(アフレコ当日は)ニューオーリンズにいました。ルッソ兄弟から電話があって、“このセリフを喋ってください、アフレコで”と言われて。知り合いのスタジオに行って、FaceTimeで打ち合わせをして、アフレコを5分間。それだけでした。」

おそらくアンソニー&ジョー・ルッソ監督は、このセリフをサムの登場に使うことを本撮影の後に決めたのだろう。しかし、それにしても、ものすごい映画の作り方である……。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

クリエヴァ&アンソニーの好エピソードはこちらから

Sources: Comicbook.com, CB

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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