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公開40周年『E.T.』エリオット役、当時なにも記念品を持ち帰らなかったことを後悔 ─ 「こんなに重要作になるとは」

E.T.
Photo by PercyGermany™ https://www.flickr.com/photos/percygermany/32817389176 CC BY-NC-ND 2.0

スティーブン・スピルバーグ監督作、地球に取り残されたE.T.(地球外生命体)と少年エリオットの心温まる交流を感動的に描いた映画『E.T.』は、2022年で公開40周年を迎えた。SFファンタジー映画の金字塔となった本作でエリオット役を演じたヘンリー・トーマスが、米Comicbook.comのインタビューに登場。当時、『E.T.』の撮影セットから記念品を持ち帰ったのかどうか質問され、こんな後悔を語っている。

いいえ、何も持って帰らなかったんです。そうするべきでしたね。でも僕は、そういう考え方をしないかな。物が何かと自分を結び付けていると考えるのが苦手で、赤いフードパーカーのことなんて思いもしませんでした。劇場公開されるまで、この映画がこんなに重要な作品になるとは考えていなかったんです。」

トーマスが言及した赤いパーカーとはもちろん、劇中でエリオットが着用していた衣装のこと。『E.T.』が公開された当時のトーマスは11歳だったため、思い出として小道具を持って帰ろうという考えに及ばなかったのも無理はないだろう。

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またトーマスは、「『E.T.』について何度も訊かれてウンザリしている質問はありますか?」との問いに、こうコメントしている。

「1982年から、このプレスツアーをやっているようなものだから、ほとんど全てについて質問されていますね。(公開されてから)何年も経つのに、皆さんが同じことにこだわっているようなので興味深いですが、それは嬉しいことだし、心が和みます。40年経っても皆さんは、“どうやって自転車が空を飛んだんだろう?”とか、“あのシーンを演じるのはどんな感じだったのだろう?”ということを知りたがるんです。今も、この映画が話題になることに驚いているから、ウンザリする質問は本当にないですよ。」

“自転車が空を飛ぶ”シーンといえば、エリオットがE.T.に白い布を被せて自転車のカゴに載せ、こっそりと郊外の森へ連れ出した時に自転車が月を背景に空を飛ぶ、作品を象徴する名場面だ。映画のポスターにもなったアイコニックなシーンでは、エリオットが上述の赤いフードパーカーを着ている。

なお、2022年10月24日より開催される東京国際映画祭では、『E.T.』の公開40周年を記念する映像や本編が上映される予定だ。何年経っても、何度観ても、何度でも語りなおしたい作品、それが『E.T.』なのである。

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Source:Comicbook.com

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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