Menu
(0)

Search

『アベンジャーズ4』後の新展開、映画『エターナルズ』に注目の中国人女性監督が決定 ― 米報道

マーベルのロゴ

2018年5月に企画の存在が報じられた、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『エターナルズ(邦題未定、原題:Eternals)』の監督が決定したと米Varietyが報じている。

この作品は、過去10年展開されてきたMCUの物語がひとまず完結する、2019年公開『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』を受けての“新展開”を描くとみられるもの。企画について報道されるや、コミックファンの間で大きな話題を呼んだ一本だ。

このたび報じられたところによると、『エターナルズ』の監督に就任したのは中国人女性監督のクロエ・ジャオ。2017年カンヌ映画祭の監督週間でアート・シネマ・アワードを射止めた『The Rider(原題)』(2017)、2015年カンヌ映画祭でカメラ・ドール(新人監督賞)にノミネートされた『Songs My Brothers Taught Me(原題)』を手がけた新鋭だ。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

クロエの才能にはハリウッドの大手スタジオが熱い視線を送っており、すでに米Amazon Studiosは、黒人初の連邦保安官バス・リーブスの伝記映画でクロエが脚本・監督を務めることを発表済み。ほかにも複数のスタジオがクロエの起用を検討しているといい、情報によれば、マーベル幹部はクロエとの面会で好印象を受け、他作品のオファーが舞い込む前にクロエの起用に動いたとのこと。未来のハリウッドを担う才能が、早くもMCUに登場するということであろう。

なおご留意いただきたいのは、本情報はVarietyのみが伝えたもので、もちろんマーベル・スタジオが公式に発表したものではないということだ。正式発表は、早くとも『アベンジャーズ』第4作後の作品ラインナップが告知されるという2019年夏ごろになるとみられる。

1976年にコミックの巨匠ジャック・カービーが初登場させたエターナルズとは、何百万年も前に地球を訪れた巨大な宇宙種族セレスティアルズが、人類への遺伝子実験によって生み出した種族。エターナルズにはスーパーパワーとほぼ不死の肉体が与えられたが、時を同じくして邪悪な種族であるディヴィアンツも誕生している。その後、人類史の裏側にはエターナルズとディヴィアンツの存在があったという設定だ。映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)にヴィランとして登場したサノスは、コミックにおいてエターナルズの末裔であり、彼らの能力を継承している。

映画『エターナルズ(邦題未定、原題:Eternals)』の製作時期は不明。脚本家にはテレビドラマやドキュメンタリー、短編映画に携わってきたマシュー&ライアン・ファーポが起用されている

Source: Variety

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly