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『エターナルズ』ギルガメッシュ、当初はキンゴの付き人ポジションだった

エターナルズ
(c)Marvel Studios 2021

名ペアの多い『エターナルズ』の中でも、セナとギルガメッシュキンゴとカルーンのペアをお気に入りに挙げるファンは多いだろう。実は当初の脚本では、ギルガメッシュがカルーンの役割を務めていたのだという。

『エターナルズ』セナは戦いの神との異名の通り、チーム屈指の戦力を持つ剣士。一方で、「マアド・ウィアリー」と呼ばれる症状による精神の不安定さも持つため、チーム解散後はセナを唯一腕力で封じ込めることができるギルガメッシュが保護役を務めていた。もともと面倒見の良いギルガメッシュは、セナとは固い信頼関係で結ばれているようだった。

キンゴとカルーンのペアもチャーミングだ。人間のカルーンは、ボリウッドスターとして活躍していたキンゴとは50年来の付き合い。キンゴも相当に信頼しており、エターナルズ再集結の旅にもカメラマンとして同行させるほどだった。

エターナルズ
(c)Marvel Studios 2021

ところが当初の脚本では、この2つのペアの描き方が随分違っていたらしい。脚本家コンビのカズ&ライアン・フィルポが米The Hollywood Repoterに明かしたところによると、まだエターナルズを12人登場させようと考えていた当時の脚本では、ギルガメッシュのペア相手はセナではなく、キンゴだったそうだ。付き人カルーンのポジションは、もともとギルガメッシュが務める予定だったということだ。同時に、カルーンは当初の脚本には存在しなかったということでもある。

カルーンといえば、その愛らしいキャラクターでキンゴと絶妙な掛け合いを披露し、観客を和ませてくれた。劇中では貴重な人間キャラクターであり、エターナルズ内の議論では人間の立場からの私見を挟むなど、物語にバランスをもたらす存在でもあったと言える。もしもこの役をギルガメッシュを務めていたら、ストーリーにも少なからぬ変更が生じていただろう。

人当たりの良いギルガメッシュだから、キンゴの付き人役も務めてはくれそう。もっとも、アンジェリーナ・ジョリーが演じたセナとの素晴らしいタッグを見た後では、このペア以外の姿は少し想像しにくいものだ。

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Source:The Hollywood Repoter

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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