マーベル映画『エターナルズ』再撮影が始動 ─ 2021年10月公開、出演者「丸一年待つのはつらい」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『エターナルズ(原題:Eternals)』の再撮影・追加撮影が開始されていることがわかった。出演者のひとり、マッカリ役のローレン・リドロフが英Hey U Guysのインタビューにて明かした。
『エターナルズ』の本撮影は2019年7月に開始され、2020年2月に終了。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、長らく再撮影が実施できない状況となっていたが、秋を迎えて再撮影が実現したようだ。正確な開始時期は不明ながら、ローレンは「(『エターナルズ』の)再撮影をやっていて、その2日目が終わったところです。撮影に戻ることができて素晴らしい週でした」と語っている。
監督を務めるのは、ベネチア国際映画祭・トロント国際映画祭で最高賞に輝いた『ノマドランド』の米国公開を2020年12月4日に控えるクロエ・ジャオ。コロナ禍の中、スケジュールの間隙を縫って再撮影・追加撮影に臨んでいるとみられる。出演者にはアンジェリーナ・ジョリーやリチャード・マッデンをはじめ、クメイル・ナンジアニ、サルマ・ハエック、ローレン・リドロフ、マ・ドンソク、ブライアン・タイリー・ヘンリーらがそろった。
ローレンは『エターナルズ』やMCU映画の参加について問われると、「まだ製作中なので、私たちのマーベル体験は終わっていないんです。公開まで丸一年待たなきゃいけないなんてつらいですね」とコメント。『エターナルズ』に自身が起用されるという話を聞いてから、それが現実になるまでにも一年かかったことを明かしている。また、ろう者であるローレンは出演の感慨をこのようにも語った。
「ずっと観ていたMCUにいきなり加わることになったので驚きました。だけど、圧倒されるよりも興奮しています。ろう者の一人としてコミュニティを代表できること、MCUにそういうストーリーを取り入れられること。この種の物語を描く余地はたくさんあると思います。」
『エターナルズ』は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後の世界を主な舞台に、古代から地球に暮らしてきた異星人・エターナルズが、人類最古の敵・ディヴィアンツと戦うべく立ち上がるという物語。2021年10月29日(金)公開予定。
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Source: Hey U Guys