マーベル『エターナルズ』未発表の豪華キャストがさらに存在 ─ 「ゲーム・オブ・スローンズ」リチャード・マッデン、キット・ハリントンとの再共演に期待

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の歴史において、とりわけ異彩を放っている新作映画が『エターナルズ(原題:Eternals)』だ。MCUの根幹ともいうべき、史上最初期の物語を描くという本作には、世界各国から個性あふれるキャストが揃った。しかし、どうやら『エターナルズ』の主要キャストは現時点で発表されているだけにはとどまらないらしい。
「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)や『シンデレラ』(2015)、『ロケットマン』(2019)で知られるリチャード・マッデンは、英GQの取材にて、共演者の顔ぶれについて「ずっと感激してますよ」とコメント。さらに「まだ発表されていない方々もいますから。とんでもない顔ぶれになりますよ」と語った。インタビュアーに「誰なのかご存知ですか?」と言われると、「もちろん、でも言えません」。自身が演じる“全能”のイカリス役について尋ねられても、「マーベルのスナイパーが僕を狙ってるので」と笑ってかわした。
ところで、リチャードを「ゲーム・オブ・スローンズ」で知ったというファンにとって見逃せないのは、『エターナルズ』にキット・ハリントンが出演し、久々の共演を果たすことだろう。「ゲーム・オブ・スローンズ」でリチャードはスターク家の長男ロブを、キットはスターク家の落とし子でありロブの弟にあたるジョン・スノウを演じていたのだ。
米Entertainment Weeklyにて、リチャードはキットとの再会を「すごいことですね」と喜んだ。「一緒に仕事をしてから10年近く経っていますから。お互いにいろんなことを経験しているわけで、現場でまた一緒になれるのは本当に楽しみですよ」。もっとも『エターナルズ』は大勢の登場人物が入り乱れる群像劇とあって、リチャードとキットの共演シーンがあるのかどうかは気になるところ。ちなみにキットが演じるのは人間の男性デーン・ウィットマン役。コミックでは、黒い馬を駆って魔剣エボニーブレイドを振るう、騎士ブラックナイトとして知られるキャラクターである。

そのほか本作では、『トゥームレイダー』シリーズや『チェンジリング』(2008)のアンジェリーナ・ジョリーが戦士セナを、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(2019)のクメイル・ナンジアニが宇宙の力を持つキンゴを、「ウォーキング・デッド」のローレン・リドロフが高速移動の能力を持つマッカリを演じる。さらに『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)のブライアン・タイリー・ヘンリーは天才発明家ファストス、『デスペラード』(1995)『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(1996)のサルマ・ハエックは賢く神秘的なリーダーのアジャク、子役リア・マクヒューは永遠に若く、魂は年老いたスプライト、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)のマ・ドンソクは剛腕のギルガメッシュ、『キャプテン・マーベル』(2019)ジェンマ・チャンは人間を愛するセルシ、『ダンケルク』(2017)『アメリカン・アニマルズ』(2018)のバリー・コーガンは孤独を愛するドルイグとして登場する。
映画『エターナルズ(邦題未定、原題:Eternals)』は2020年11月6日に米国公開予定。監督は『ザ・ライダー』(2017)が絶賛された新鋭クロエ・ジャオ、脚本はマシュー&ライアン・ファーポが務める。