キャプテン・アメリカ役クリス・エヴァンス、少年時代のヒーローはスパイダーマン ─ もしも自分で演じたとしたら

マーベル・シネマティック・ユニバースのキャプテン・アメリカ役でおなじみクリス・エヴァンスは、もともと出演をしばらくためらっていたことで知られる。もっとも、クリスはヒーロー映画に抵抗があったわけではないようだ。すでに『ファンタスティック・フォー』シリーズでヒューマン・トーチ役を演じた過去もあれば、幼いころからスパイダーマンのファンだったというのである。
米Styleのインタビューにて、クリスはキャプテン・アメリカとしての役目を終えた今、「キャプテン・アメリカは大好きですけど、子どものころのヒーローはスパイダーマンだった」と語っている。そして、“もしもスパイダーマンを演じるとしたら”を想像してもいるのだ。
「ビルの壁にくっついて、隣のビルに飛び移ったり…そういうシーンをやるのはとっても楽しかったんじゃないかなって思います。だけど僕は、スパイダーマンのマスクは嫌がってたと思う。僕は大の閉所恐怖症なので、ああいう全身のスーツとマスクを毎日何時間も着るのに耐えられるかどうか……。キャプテン・アメリカのスーツは良いですよ、ずっと涼しいですから!」
クリスのコメントは、撮影現場でスパイダーマン役のトム・ホランドを見ていたからこその言葉かもしれない。『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)の撮影直後、トムは「最高のスーツとは言えない」と口にしつつ、「着心地が悪い時には、このスーツを着たかった人が大勢いることを思い出すようにしている」と話していたのだ。続編『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)公開時には、共演者のゼンデイヤとジェイコブ・バタロンが、スーツでの撮影をこなしたトムに「誰もできない」「尊敬しちゃう」と感嘆してもいる。

ところで、クリス演じるキャプテン・アメリカとスパイダーマンとの本格共演が実現したのは、残念ながら『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)の空港シーンのみ。公開当時、クリスはスパイダーマンとの共演について多くは語っていないが、クリスはトムが抜擢されたスクリーンテスト(オーディションの最終段階、共演者との撮影が行われる)に参加した一人。トムとの初共演については印象深いエピソードを振り返っていた。
「初めて脚本を一緒に読んだのが、スパイダーマンが宙返りしながら入ってくるシーンだった。カメラが回る前に、彼(トム)が“バク転したほうがいいですか?”って言うんで、マーベルの人たちは“やらなくていいよ”って答えたんですが、ルッソ(監督)が“やって!”って言うもんだから。それで、ちゃんとやってくれたんです。まさにスパイダーマンの登場で、スーパーヒーローのポーズで着地も決めて。すごい、まさにスパイダーマンだ、って思いましたよ。」
いわばトム・ホランドのスパイダーマンは、オーディションの段階から、“隠れスパイディファン”だったクリス・エヴァンスも納得の仕上がりだったのだ。ちなみに、キャプテン・アメリカは『スパイダーマン:ホームカミング』にも画面越しに登場。直接の共演でこそないが、そちらでも思わぬ化学反応を見せてくれている。
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