クリス・エヴァンス、キャプテン・アメリカ就任の重荷はロバート・ダウニー・Jr.のおかげで感じなかった

『キャプテン・アメリカ』『アベンンジャーズ』シリーズで知られるクリス・エヴァンスが、キャプテン・アメリカ役就任当時の心境を振り返った。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の駆け出し時代だった当時、数少ない先輩の1人であるロバート・ダウニー・Jr.の存在は大きかったようだ。
「マーベルには大きな計画があって、誰もやったことのないような、複雑に絡み合った世界をつなぎ合わせるのが目標でした」「キャラクターがどんな最後を迎えるかというより、ユニバースを作ろうとすることの重荷の方が大きかったと思います」。米GQで、初期のMCUを手がけていた頃のマーベル・スタジオの野心を顧みたエヴァンスは、「僕はそこまで(重荷を)感じませんでした」と語っている。「その責任は他の人が取ってくれていました」。
エヴァンスより先にMCU入りしていた役者には、アイアンマン役のダウニー・Jr.やソー役のクリス・ヘムズワース、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンらが挙げられるが、なかでもダウニー・Jr.はスタジオの大きな支えとなっていた。エヴァンスも「その時にはダウニーがいた。彼は『アイアンマン』で大きな成功を掴んでいました。“これは正しいスタートを切った”と思えるほど、素晴らしいことでした」と話しており、プレッシャーを感じることなく1作目『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)に挑めたのだという。
また、エヴァンスは「ダウニー・Jr.のような人は、部屋に入ると空気を支配する。その存在感や引き寄せる力など、全てが魅力的でした」と戦友の器量を語っている。「彼に任せよう。マイクを彼に持たせて、話してもらおう。何かを言わなきゃいけない時も、大丈夫だと思えました」。『アベンジャーズ』シリーズでダウニー・Jr.と共演してからは、先輩の頼もしい姿を意識しながら仕事をしてきたのだろう。
8年間にわたり役を全うしてきたエヴァンスは「演じるのが大好きでした」と改めて振り返る。今後、キャプテン・アメリカ役への続投については「すぐにはない」と語っており、良い思い出として胸にしまってあるようだ。
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Source: GQ