『エクスペンダブルズ4』にシュワちゃん出演せず ─ 「僕はもう出ない」と明言

ハリウッドのレジェンド・アクション俳優が大集結する人気アクション映画シリーズの最新作『エクスペンダブルズ4』が、2023年9月22日に米国公開される。残念ながら、前3作でトレンチ役を演じて大きな存在感を放っていたアーノルド・シュワルツェネッガーは、この続編には登場しないようだ。米Paradeのインタビューにて第4作への復帰について質問されたシュワが、「もう終わりです。僕は出演していませんよ」と回答。その理由を説明した。
「(スタローンに)“もう、やり尽くしたから卒業するよ”と言ったら、彼はちゃんと理解してくれました。(第1作に)出演したのはスライ(=スタローン)の頼みだったからで、 ブルース・ウィリスと一緒に土曜日に教会で2時間だけ撮影したんです。それからスライに、“『エクスペンダブルズ2』もやってくれないか?”と言われたから、週末に撮影しました。それから『エクスペンダブル3』にも出演して、それでもう終わり。いつか、彼とは一緒にまた何かをやるつもりですよ。」
本シリーズはシルベスター・スタローン演じるバーニー・ロスを中心に、自ら消耗品“エクスペンダブルズ”と名乗る命知らずの最強傭兵軍団が、敵を相手に死闘を繰り広げる痛快作。第4作では主役の座から退くスタローンに変わり、リー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)に焦点が当てられ、既報では「新しいスタイルと戦術を持つ新メンバーが、“新たな血”に全く新しい意味を与えようとする」と紹介されている。
かつてアクションスターとしてライバル関係にあったシュワちゃん&スタローンはお互いに敵対心を燃やしたこともあったが、今では掛け替えのない良き友人同士。スタローンの頼みとあって一肌脱いだ『エクスペンダブル』シリーズが、第4作では新世代へバトンが受け渡されることになり、それを機にシュワちゃんもシリーズからの降板が自然の流れだと考えたのだろう。
なお、ウィリスは『エクスペンダブル2』までCIAのチャーチ役で出演し、2022年3月に俳優業引退を発表。先日、シュワちゃんはウィリスの引退について、「これからも偉大なスターだ」と称えていた。
シュワちゃん&ウィリスの卒業に加え、スタローンが主役から降りる『エクスペンダブルズ4』には、ステイサムに加え、ガンナー・ヤンセン役のドルフ・ラングレン、トール・ロー役のランディ・クートゥアが復帰。新キャストとして、格闘家で俳優としても活躍するトニー・ジャー、イコ・ウワイス、ランディ・クートゥアをはじめ、50セントことカーティス・ジャクソン、『トランスフォーマー』のミーガン・フォックス、『オーシャンズ』シリーズのアンディ・ガルシア、『バッドボーイズ フォー・ライフ』(2020)のジェイコブ・スキーピオ、「MACGYVER マクガイバー」(2016‐2021)のレヴィ・トランが参戦する。
監督を務めるのは、『ニード・フォー・スピード』(2014)『ネイビーシールズ』(2012)のスコット・ウォー。『エクスティンクション 地球奪還』(2018)のスペンサー・コーエン、『エクストラクション』(2015)のマックス・アダムスが脚本を担当している。
『エクスペンダブルズ4』は2023年9月22日に米国公開予定。
Source:Parade