『ブラックパンサー』新アニメは「映画ファンへのご褒美」 ─ MCUとの直接的繋がり、プロデューサーが強調

『ブラックパンサー』シリーズの新アニメ「アイズ・オブ・ワカンダ(原題:Eyes of Wakanda)」がマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)と直結する内容になることをマーベルのアニメ作品を管轄するブラッド・ウィンダーバウムが明かした。
これまでに配信された「ホワット・イフ…?」と「X-MEN ’97」ではMCUから切り離された独自の物語が展開された。しかし、このたび米ポッドキャストMarvel’s Official Podcastに登場したウィンターバウムは、「『アイズ・オブ・ワカンダ』は、私たちが手がけるどのアニメ作品よりもMCUへの直接的な繋がりがあります」と発言。「最高の作品です。アクションは常軌を逸していますし、ストーリーテリングは素晴らしい。ワカンダの歴史を伝えるだけでなく、さまざまな時代のMCU全体に拡大していくんです」と予告している。
既報によれば「アイズ・オブ・ワカンダ」は「世界中を旅しながら、危険なヴィブラニウム製の人工物を回収する任務を課された勇敢な戦士たち」の物語。ウィンターバウムは以前、世界各地に散らばるワカンダのスパイ、ウォードッグスの視点から描かれることを予告していた。
本シリーズがMCUの正史になることはかねてより伝えられてきたことだが、改めてウィンターバウムは「映画ファンなら、この作品は本当のご褒美になると思います」とコメント。「ホワット・イフ…?」や「X-MEN ’97」とは毛色の異なるアニメ作品であることを強調した。
「アイズ・オブ・ワカンダ」では、映画シリーズ2作を手がけたライアン・クーグラー監督がプロデューサーに就任。監督には、絵コンテアーティストとして『ブラックパンサー』(2018)や『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)などのMCU作品に携わってきたトッド・ハリスが起用されている。
なお『ブラックパンサー』シリーズからは「アイズ・オブ・ワカンダ」以外の企画も水面下で進行している模様。つい先日には、米トーク番組に出演した実写版シュリ役のレティーシャ・ライトが『ブラックパンサー3』について訊かれると、「予定はたくさんある」とコメントしていた。
「ホワット・イフ…?」や「X-MEN ’97」など、マーベル・スタジオは近年アニメシリーズの製作にも積極的な姿勢を見せている。同2作の新シーズンや「アイズ・オブ・ワカンダ」のほか、『スパイダーマン』シリーズから「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン(Your Friendly Neighborhood Spider-Man)」が待機中だ。
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Source:Marvel’s Official Podcast(Via Comicbook.com)