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エズラ・ミラー、『ザ・フラッシュ』後に降板の可能性 ─ 米ワーナーCEO、決断間もなくか

ジャスティス・リーグ
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DCコミックス最新作『ザ・フラッシュ(原題)』は、DC映画フランチャイズにおける大きな転換点として期待されている1作だ。バリー・アレン/フラッシュ初の単独映画としても高い注目を集めている。しかし、少なくともエズラ・ミラー版でのシリーズ継続は難しいかもしれない。このたび米Deadlineより新情報が届いている。

エズラ・ミラーといえば、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の公開前後と重なった2022年3〜4月にかけて、ハワイで2度逮捕された。『ファンタビ』を擁する米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、2023年米公開予定の『ザ・フラッシュ』でもミラーと仕事を共にしており、彼の度重なる非行には頭を抱えている。

その一方、ワーナーは『ザ・フラッシュ』を予定どおり公開する方針であることも報じられており、同社の最優先課題は約2億ドルもの巨額を投じた同作の公開を死守することにある模様。実際のところ、2022年6月には作品のテスト試写が関係者向けに実施され、大好評だったという。

仮に同作が成功を収めた場合、続編製作という選択肢も大いにあるだろうが、ワーナーはミラーとのパートナー関係継続を絶望視している可能性がある。Deadlineにコメントを寄せた情報筋は、スタジオの方針について「ミラーに救いの手を差し伸べようと努力してきたが、問題が山積するばかり」である為、「もしこれ以上問題が生じなかったとしても、将来のDC映画におけるフラッシュとして、ミラーを起用し続けることはないだろう」と見立てている。

ハワイでの逮捕劇から約2ヶ月後の6月上旬にも、ミラーを巡り新たなスキャンダルが生じた。2016年に出会った当時12歳の少女を「操り、コントロールした」として、少女の両親がミラーを訴えたのだ。本件を巡っては、少女側がSNS上で両親の訴えを否定する声明を出しており、真偽のほどは定かでないが、どちらにせよワーナーにとっては良いニュースとは言えない。とあるスタジオ関係者は、「ワーナー・ブラザースに勝ち目はない」と述べ、状況が好転する余地がないことを示唆。最善の道は「映画公開まで騒ぎを低水準に抑えておくこと」としている。

なお、『ザ・フラッシュ』の公開をめぐる最終決定権は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデヴィッド・ザスラフCEOにある。今回の報道によると、ザスラフ氏はDCユニバースをマーベル・シネマティック・ユニバース級のスケールに成長させたいと考えているという。マルチバースを題材とする『ザ・フラッシュ』には、バットマン俳優のマイケル・キートンとベン・アフレックが揃って復帰するというサプライズ要素も大きい分、作品への特別な思いも込められているはずだ。慎重な判断が求められそうだが、ザスラフ氏による決断は「すぐに下されなければいいけない」と伝えられている。

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Source: Deadline

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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