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エズラ・ミラーが2度目の逮捕 ─ 椅子を投げて女性が負傷、前回逮捕から約3週間

エズラ・ミラー ezra miller

俳優のエズラ・ミラーが、2022年4月19日(現地時間)、第二級暴行罪のためハワイにて再び逮捕された。前回の逮捕から約3週間という間隔で2度目の逮捕となった。

米Varietyによると、ミラーはハワイ島東部のプナ地区にある地域パホアにて逮捕された。ハワイ州警察の発表によると、ミラーは同じくプナ地区のレイラニ・エステーツで開かれていた会合に参加していたところ、会場を去るよう求められて激昂し、椅子を投げたという。椅子は近くにいた26歳の女性の額に当たり、女性は長さ約1.3センチの怪我を負った。

ミラーは車に乗って会場を去り、午前1時30分、交差点で警察による職務質問を受けたのちに逮捕された。その後、検察との面会を経て、午前4時5分には釈放されている。現在も調査は進められているが、今後詳細な捜査が行われるかは未定。なお、怪我をした女性は治療を断ったと伝えられている。

およそ3週間前にあたる3月28日、ミラーはハワイ州・ヒロにて、治安びん乱行為(disorderly conduct offense)とハラスメント違反(harassment offense)のため逮捕されていた。州警察によると、深夜にバーを訪れていたミラーはカラオケを楽しんでいた常連客が歌い出すや苛立ち、卑猥な言葉を叫んだほか、同じくカラオケに興じていた23歳の女性客からマイクから奪う、店内でダーツをプレイしていた32歳の男性に突進するという行為に及んだという。この時、ミラーは保釈金500ドルを納めて釈放されている。

4月13日にも、ミラーはとあるカップルの自宅に押し入って二人を脅迫したとして、被害者から接近禁止命令の申し立てを受けている。この申し立てはのちに取り下げられているが、この時も財布やパスポートを盗んだ疑いが報じられていた。なおハワイ州警察によると、3月7日から4月13日までの間に、警察はミラーに関連する通報を10回受けていたという。

ミラーは出演最新作である『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が4月8日に日本を含む世界各国で公開され、4月15日には米国公開を迎えたばかり。ワーナー・ブラザースはミラーの主演作品である『ザ・フラッシュ(原題)』を2023年6月23日に米国公開予定だが、短いスパンでの二度目の逮捕となった今、何らかの対応を迫られる可能性は高い。前回の逮捕時には、ワーナーが緊急会議を開いて「ミラーが関与する全企画を一時停止することで満場一致となった」と報じられたが、内情に詳しい情報筋はこれを「誇張されたもの」と否定していた。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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