エズラ・ミラー、『ザ・フラッシュ』米プレミアに登場 ─ 騒動後初の公の場

相次ぐスキャンダルで話題となったエズラ・ミラーが、主演映画『ザ・フラッシュ』の米ロサンゼルスプレミアに登場した。
Ezra Miller takes the carpet for #TheFlash premiere in Los Angeles pic.twitter.com/osdZl8fM0n
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) June 13, 2023
ミラーは2022年3月、ハワイにて治安びん乱行為とハラスメント違反のため逮捕。翌月にもハワイで第二級暴行罪のため逮捕され、6月には、過去に暴行や脅迫などで少女を支配したとして少女の両親から告発を受けていた。8月7日(米国時間)には、米バーモント州で留守中の住居に侵入し、酒瓶を盗み出した疑いで起訴を受け、2023年1月には罰金500ドルと1年間の保護観察処分を下されている。
不祥事が続いたことで、主演作『ザ・フラッシュ』のお蔵入り、あるいは大規模な再撮影の可能性も懸念されたが、米ワーナー・ブラザースは劇場公開を守り抜き、いよいよ世界公開を迎える。ミラーはワーナーに謝罪を行い、精神科での治療に専念していた。
ただしミラーへの風当たりは強いところもあり、本作のプロモーションには基本的に参加せず、ロサンゼルスプレミアのみ参加する運びとなっていた。この日、ミラーは編み込んだ髪を頭頂部で結び、フラッシュの雷をモチーフにしたブローチをあしらった白いジャケットに黒のパンツ、ドクターマーチンのブーツといったコーディネートで報道陣の前に姿を見せた。
James Gunn, Andy and Barbara Muschietti, Ezra Miller, Peter Safran, and Maribel Verdú on the carpet for #TheFlash premiere pic.twitter.com/lJksRJXhJ9
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) June 13, 2023
米EWの当初のレポートによれば、ミラーは写真撮影に応じたが、報道陣と話したり、発言したりすることはなかったというが、この記述はのちに削除された。その後の舞台挨拶に登場したミラーは、監督のアンディ・ムスキエティや製作陣をはじめ、作品や自身を支える人々に謝辞を述べている。スタジオ関係者らに向けては「僕の人生の文脈の中で、あなた方の恵み、ご判断、そしてご配慮が、この瞬間を実現させてくれた」と、監督に向けては、「愛しています、マエストロ。あなたは素晴らしい。あなたの仕事は記念碑的なものだと思います」と謙虚に語った。
Ezra Miller thanks #TheFlash director Andy and Barbara’s Muschietti, the Warner Bros. brass and DC co-chairs Peter Safran and James Gunn for their “grace and discernment and care” and the cast pic.twitter.com/82vNFjioQ4
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) June 13, 2023
劇中ではメンタルヘルスについて描写される部分もある『ザ・フラッシュ』は、ミラーの熱演に高い評価が寄せられている。共演者のマイケル・シャノンはミラーの実際の人柄を讃え、「誰かがスポットライトを当てられて叩かれていると、いつも同情してしまう。それが妥当だと見なされているにせよ、恐ろしい状況」と話している。アンディ・ムスキエティ監督もミラーを支持し、もしも続編が実現するのなら再び起用したい旨を語った。
『ザ・フラッシュ』は2023年6月16日(金)に日米同時公開。
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Source:EW