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マーベル『ファンタスティック・フォー』キャスト発表、ペドロ・パスカルやヴァネッサ・カービーら決定 ─ 新公開日も明らかに

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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で新たに蘇る『ファンタスティック・フォー』のメインキャストが、初めて正式に発表された。レトロフューチャーな方向性が見られる初アートも公開されている。

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ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ役はペドロ・パスカル。リード・リチャーズはチームのリーダーであり、世界屈指の超人的な頭脳を持つ。身体をゴムのように伸ばして戦うことができる。

演じるペドロ・パスカルは「ゲーム・オブ・スローンズ」(2014)オベリン・マーテル役で注目を集めたのち、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)『イコライザー2』(2018)など話題作に続々出演。アメコミ作品としては『ワンダーウーマン 1984』(2020)マックスウェル・ロード役がある。「ナルコス」(2015-2017)「マンダロリアン」(2019-)「THE LAST OF US」(2023-)といった高評価ドラマでの主要役も話題。

インビジブル・ウーマン/スー・ストーム役はヴァネッサ・カービーに決まった。スー・ストームはリチャーズの妻であり、身体を透明化する能力を持つ。

ヴァネッサ・カービーは「ザ・クラウン」でマーガレット王女役を演じたほか、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)ではホワイト・ウィドウ役をミステリアスに演じた。『私というパズル』(2021)『The Son/息子』(2022)といったドラマ作品でも難しい役を演じ、『ナポレオン』(2023)ではホアキン・フェニックスによるナポレオンの妻を熱演している。

ヒューマン・トーチ/ジョニー・ストーム役はジョセフ・クインに決定した。ヒューマン・トーチはスー・ストームの弟で、火を操り、全身を火炎で包んで空を飛ぶことができる。お調子者の明るい性格の持ち主。

ジョセフ・クインといえば「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4でエディ・マンソン役を熱演。ヘヴィメタルで仲間の危機を救った。東京コミコン2022にも来日し、日本のファンと交流している。今後は『クワイエット・プレイス:DAY 1』への出演も控える。

そしてザ・シング/ベン・グリム役はエボン・モス=バクラック。ザ・シングは岩の身体と、ハルクに匹敵するほどの怪力を持つ男で、無口で無骨なキャラクター。他の3人と違って、人間の身体に戻ることができないという悲劇を抱えた人物でもある。「さあ、ぶっつぶしてやるぜ!」のセリフが知られる。

エボン・モス=バクラックはエミー賞席巻の評判ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」(2022-)にリッチー役としてレギュラー出演。マーベルドラマ「パニッシャー」(2017-2019)ではマイクロ/デヴィッド・リーバーマン役で出演しており、事実上のMCU掛け持ちとなる。

公開されたティザーポスターは、バレンタインにファンタスティック・フォーがリビングでくつろいでいる様子を描いたイラスト調。ベン・グリムが開いている雑誌が1963年12月号のLIFE誌であることから、同作の舞台は1960年代になると推測される。これは、ファンタスティック・フォーのコミック初登場が1961年であったことに付合する。奥の壁には宇宙飛行士時代のベン・グリムの写真が飾られている。

左下のロボットはH.E.R.B.I.E.(ハービー)で、リード・リチャーズが開発した人工知能ロボット。本作のマスコットキャラクターとなりそうだ。

レトロな新タイトルロゴも添えられており、マーベル・スタジオのロゴが同時代に合わせた別デザインになっている点もポイントだ。

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なお、キャスティングとティザーアートの発表に合わせて、マーベル・スタジオは本作の公開日変更もアナウンスした。もともと2025年5月2日US公開予定だったが、7月25日に延期。代わりに、7月25日予定だった『サンダーボルツ(原題)』を5月2日に移動させているので、この2作の公開予定日が交換された形だ。

「ワンダヴィジョン」(2021)のマット・シャクマンが監督。脚本には、インディーズ映画や短編映画で活躍してきたジェフリー・キャプラン&イアン・スプリンガーが名を連ね、『宇宙戦争』(2005)『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)などのジョシュ・フリードマンがリライトで参加している。

マーベル最古のスーパーヒーロー・チームであるファンタスティック・フォーは、古くは「宇宙忍者ゴームズ」との邦題で1960年代に放送されたテレビアニメシリーズにはじまる長い映像化の歴史を持つ。2000年代には20世紀フォックスによる『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』(2005)『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007)が登場し、2015年には『ファンタスティック・フォー』リブート版も製作された。20世紀フォックスがディズニーに買収されて以来、初めての単独映画化となる。

映画『ファンタスティック・フォー』は2025年7月25日、US公開。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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