『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』ギャラクタスは悪じゃない?「神のような存在」と俳優 ─ マーベル最大の脅威がMCU初登場

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』には、マーベル・コミック屈指の大型ヴィランであるギャラクタスがいよいよ登場する。予告編でも都市を闊歩しているこの脅威を演じるのは、『ハリー・ポッター』シリーズや『ノスフェラトゥ』『オーメン:ザ・ファースト』などのラルフ・アイネソンだ。
監督・脚本のマット・シャックマンが、「巨大な、140億歳の、惑星を食い荒らす宇宙の吸血鬼」と呼ぶギャラクタス。英Empireでは、アイネソン自身が「彼は宇宙の力。神のような存在」だと説明する。人間のサイズを大きく逸脱したキャラクターを演じるため、フランスとイタリアにまたがる全長11.8キロメートルのモンブラントンネルを「気管のようなもの」だとみなし、想像力をふくらませた。
「高いビルにたくさん行ったんです。妻と一緒に、結婚式のためロンドンのガーキンビルの最上階へ行ったんですが、午後はほとんど外を眺めながら熟考していましたよ。妻とは喧嘩になりました。“いつ新郎と新婦に挨拶しに行くの!”って。」
現時点でギャラクタスがどのようにストーリーに関わってくるのか、どのような役目を担うのかはわかっていない。なにしろコミックでは“ラスボス”級のキャラクターだが、今後のMCUは『アベンジャーズ/ドゥームズデイ(原題)』『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ(原題)』を控えており、また別の“ラスボス級”ヴィランであるドクター・ドゥームが待ち構えているのだ。
もっとも、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長にとってギャラクタスの物語を映画化することは念願だったよう。「ギャラクタスの襲来はコミック史上もっとも素晴らしいストーリーのひとつ」と言っている。
ところで気になるのは、アイネソンが「僕はギャラクタスを悪とは思わない」と言っていることだ。これはかつてのサノスのように、凶悪ヴィランにも本人の正義があるという意味なのか、それとも本当に“悪ではない”のか? 真相は映画館で確かめたい。
映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は2025年7月25日、日米同時公開。
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Source: Empire