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ポール・ウォーカー、『ワイルド・スピード EURO MISSION』後の進退をJ・J・エイブラムスに相談していた

JJ Abrams J・J・エイブラムス Paul Walker ポール・ウォーカー
Photo by Dick Thomas Johnson https://commons.wikimedia.org/wiki/File:J._J._Abrams.jpg|Photo by Andre Luis https://commons.wikimedia.org/wiki/File:PaulWalkerEdit-1.jpg|Remixed by THE RIVER

『ワイルド・スピード』のブライアン・オコナー役で知られるポール・ウォーカーは、第1作から第7作まで、ヴィン・ディーゼルと共にシリーズを牽引してきた。もっともポールは、シリーズ第6作『ワイルド・スピード  EURO MISSION』(2013)出演後、あることを理由に頭を悩ませており、『スター・ウォーズ』『スター・トレック』シリーズなどで知られるJ・J・エイブラムスに相談していたことがあった。

ポールとJ・Jの繋がりを想像できない人もいるだろうが、ふたりは『ワイスピ』が始まった2001年よりも前に知り合っている。ポールが主演を務めた2001年公開の映画『ロード・キラー』で、J・Jは脚本と製作を務めていたのだ。そんなJ・Jに、『EURO MISSION』後のポールは『ワイスピ』を継続するか否かについて意見を求めるべく、会いに行っていたのだという。

その理由は、シリーズ第3〜6作を手がけたジャスティン・リン監督の離脱にあった。ポールは2013年11月当時に行われた米Colliderとのインタビューで以下のように語っている。

「ジャスティン(・リン)不在で前に進むのはすごく恐かったですね。僕はSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)で、J・J・エイブラムスのところに駆け込んだんです。彼は“やあ、どうしたんだい?”って感じでしたね。[中略]彼は良い人で。昔のままだったように思えたんで、すごく会うのが楽しみだったんです。僕は“『ワイルド・スピード』をもっと作って欲しいと言われてるんだけど、信頼しているジャスティンは戻らないんです。やりたいか分からなくて”って相談しました。」 

2013年当時、『スター・トレック』『ミッション:インポッシブル』など、大作シリーズに傾注していたJ・J。シリーズものへの経験が豊富な彼は、ポールにどのようなアドバイスを与えたのだろうか。ポールいわく、「クソくらえだよ。それならやらなくて良いと思う」と言われたそう。「素敵だと思いましたよ。僕のほうは“どうなんだろう”って感じでしたけど」。

その後、第7作でリン監督の後を継いだのは、『ソウ』『死霊館』シリーズで知られるジェームズ・ワン監督。長年にわたり苦楽を共にしたリン監督の不在に不安を感じていたポールは、ワン監督と電話で挨拶を交わしたという。その際のワン監督について、ポールは「“この人、すごく素敵だな。ほんとに良い人だ”と思いました」と好印象を語っていた。

ポールが交通事故で亡くなったのは、このインタビューから約2週間後のこと。ワン監督とは、撮影を共にしていたポールだが、作品の完成を見届けることができなかった。

なお、ポールとの再会が叶わなくなってしまったリン監督は、シリーズ最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021年8月6日公開)で『ワイスピ』に帰ってくる。ポール不在の『ワイスピ』に戻ってきたリン監督は、『ジェットブレイク』でポールが遺したレガシーを継承していくことを約束している。2021年4月、リン監督は「ブライアンは間違いなく今もユニバースの大部分を占めているんです。第9作では、ブライアンの存在を感じることができますよ」と語っていた

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Source: Collider

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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