『ワイルド・スピード EURO MISSION』キャスト、吹替声優まとめ ─ ガル・ガドット&ジョー・タスリム、ブレイク前の俳優らも

2021年で20周年を迎えた『ワイスピ』のシリーズ第6作『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)は、最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』で監督復帰を果たすジャスティン・リン監督が、シリーズを離れる前最後に撮った作品。本作には、『ワンダー・ウーマン』シリーズで知られるガル・ガドットや『モータル・コンバット』(2021)の悪役サブ・ゼロ/ビ・ハン役で注目を浴びているジョー・タスリムなど、ハリウッドでブレイクを果たす前の役者も名を連ねている。
『EURO MISSION』でファミリーに立ちはだかるのは、シリーズ最大の敵のひとりとして『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)に登場したデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)の弟オーウェン・ショウ。『美女と野獣』(2017)のガストン役で知られるルーク・エヴァンスが演じている。
本記事では、ヴィン・ディーゼルやポール・ウォーカーらおなじみのファミリーはもちろん、『EURO MISSION』に出演しているキャストと吹替声優をまとめてみた。鑑賞のおともとして、ご活用いただきたい。
ヴィン・ディーゼル(ドミニク・トレット役)

1967年、米ニューヨーク出身。少年時代よりストリートダンスに興じながら、7歳で初舞台に立つ。1995年に短編映画「Multi-Facial(原題)」を自主製作。同作をきっかけに、スティーブン・スピルバーグ監督に見いだされ、『プライベート・ライアン』への出演が決まる。その後、2000年に『ピッチブラック』、2001年に代表作となる『ワイルド・スピード』に出演し、着実に知名度を上げていった。そのほか、代表作は『トリプルX』シリーズや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのグルート役など。俳優業と並行してプロデュース業でも精力的な活動を見せている。最新の出演作は、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。今後は『アバター』(2009)続編シリーズへの出演を控えている。
吹替版声優 楠大典
ヴィン・ディーゼルやイドリス・エルバをはじめ、ジェイミー・フォックス、ジョン・シナ、ドウェイン・ジョンソン、マハーシャラ・アリら、名だたるハリウッド俳優の吹替を担当。アニメ作品では、『トランスフォーマー』シリーズのブラックコンボイ/ギャラクシーコンボイや、「スター・ウォーズ 反乱者たち」ダース・ベイダー(シーズン2から)の声優としても知られる。ほか「ONE PIECE」「BLEACH」「名探偵コナン」など、出演作多数。
ポール・ウォーカー(ブライアン・オコナー 役)
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1973年、米カリフォルニア出身。母親の影響により、2歳で赤ちゃんモデルをはじめ、その後は子役として活動をスタートさせた。高校生になると、俳優業を一時セーブ。卒業後は海洋生物学を学びながら、俳優業を再開させていった。1990年代後半より、俳優としての活動が増え、『カラー・オブ・ハート』(1998)『シーズ・オール・ザット』(1998)に出演。2001年、ロブ・コーエン監督から『ワイルド・スピード』へのオファーを受け、ヴィン・ディーゼルとともに一躍名を馳せた。その後は、『ワイスピ』と同時並行で、『南極物語』(2006)『ボビーZ』(2007)『逃走車』(2013)など、主演作を重ねた。2006年にはクリント・イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』にも出演している。2010年、主に災害救助を目的とする非営利組織「Reach Out Worldwide(ROWW)」を設立。ハイチやチリ、スマトラ島など、世界各国に足を運び、被災者の救助にあたった。2013年、ROWWのチャリティイベントの帰り道、友人でレーシングドライバーのロジャー・ロダスが運転するポルシェが街路樹に衝突し、車体は炎上。そのまま帰らぬ人となった。享年40歳。ROWWは弟のコディ・ウォーカーが引き継いでいるほか、ポールの死後に設立されたThe Paul Walker Foundationは、ポールの娘メドウ主導のもと、「DO GOOD(善き行いを)」をモットーに海洋保護など生前のポールが力を注いでいた活動を行っている。