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『ワイルド・スピード EURO MISSION』キャスト、吹替声優まとめ ─ ガル・ガドット&ジョー・タスリム、ブレイク前の俳優らも

©Universal Pictures

2021年で20周年を迎えた『ワイスピ』のシリーズ第6作『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)は、最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』で監督復帰を果たすジャスティン・リン監督が、シリーズを離れる前最後に撮った作品。本作には、『ワンダー・ウーマン』シリーズで知られるガル・ガドットや『モータル・コンバット』(2021)の悪役サブ・ゼロ/ビ・ハン役で注目を浴びているジョー・タスリムなど、ハリウッドでブレイクを果たす前の役者も名を連ねている。

『EURO MISSION』でファミリーに立ちはだかるのは、シリーズ最大の敵のひとりとして『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)に登場したデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)の弟オーウェン・ショウ。『美女と野獣』(2017)のガストン役で知られるルーク・エヴァンスが演じている。

本記事では、ヴィン・ディーゼルやポール・ウォーカーらおなじみのファミリーはもちろん、『EURO MISSION』に出演しているキャストと吹替声優をまとめてみた。鑑賞のおともとして、ご活用いただきたい。

ヴィン・ディーゼル(ドミニク・トレット役)

ヴィン・ディーゼル
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9349854472/ Remixed by THE RIVER

1967年、米ニューヨーク出身。少年時代よりストリートダンスに興じながら、7歳で初舞台に立つ。1995年に短編映画「Multi-Facial(原題)」を自主製作。同作をきっかけに、スティーブン・スピルバーグ監督に見いだされ、『プライベート・ライアン』への出演が決まる。その後、2000年に『ピッチブラック』、2001年に代表作となる『ワイルド・スピード』に出演し、着実に知名度を上げていった。そのほか、代表作は『トリプルX』シリーズや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのグルート役など。俳優業と並行してプロデュース業でも精力的な活動を見せている。最新の出演作は、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。今後は『アバター』(2009)続編シリーズへの出演を控えている。

吹替版声優 楠大典

ヴィン・ディーゼルやイドリス・エルバをはじめ、ジェイミー・フォックス、ジョン・シナ、ドウェイン・ジョンソン、マハーシャラ・アリら、名だたるハリウッド俳優の吹替を担当。アニメ作品では、『トランスフォーマー』シリーズのブラックコンボイ/ギャラクシーコンボイや、「スター・ウォーズ 反乱者たち」ダース・ベイダー(シーズン2から)の声優としても知られる。ほか「ONE PIECE」「BLEACH」「名探偵コナン」など、出演作多数。

ポール・ウォーカー(ブライアン・オコナー 役)

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1973年、米カリフォルニア出身。母親の影響により、2歳で赤ちゃんモデルをはじめ、その後は子役として活動をスタートさせた。高校生になると、俳優業を一時セーブ。卒業後は海洋生物学を学びながら、俳優業を再開させていった。1990年代後半より、俳優としての活動が増え、『カラー・オブ・ハート』(1998)『シーズ・オール・ザット』(1998)に出演。2001年、ロブ・コーエン監督から『ワイルド・スピード』へのオファーを受け、ヴィン・ディーゼルとともに一躍名を馳せた。その後は、『ワイスピ』と同時並行で、『南極物語』(2006)『ボビーZ』(2007)『逃走車』(2013)など、主演作を重ねた。2006年にはクリント・イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』にも出演している。2010年、主に災害救助を目的とする非営利組織「Reach Out Worldwide(ROWW)」を設立。ハイチやチリ、スマトラ島など、世界各国に足を運び、被災者の救助にあたった。2013年、ROWWのチャリティイベントの帰り道、友人でレーシングドライバーのロジャー・ロダスが運転するポルシェが街路樹に衝突し、車体は炎上。そのまま帰らぬ人となった。享年40歳。ROWWは弟のコディ・ウォーカーが引き継いでいるほか、ポールの死後に設立されたThe Paul Walker Foundationは、ポールの娘メドウ主導のもと、「DO GOOD(善き行いを)」をモットーに海洋保護など生前のポールが力を注いでいた活動を行っている。

吹替版声優 高橋広樹

ジェイク・ギレンホールやマット・ボマーの吹替をたびたび務め、近年では、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)でミステリオの吹替を務めた。ポール・ウォーカーの吹替は、『ワイスピ』第4〜7作まで担当している。ほか主な作品としては、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2005)のレオナルド・ディカプリオや『X-MEN』シリーズのジョシュ・ヘルマン、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2017)のケイシー・アフレックの吹替を務めた。アニメ・特撮でも声優として活動しており、ラジオパーソナリティもこなす。

ミシェル・ロドリゲス(レティ・オーティス役)

Michelle Rodriguez ミシェル・ロドリゲス
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9355564255

1978年、米テキサス出身。『ワイルド・スピード』シリーズのレティ役で知られる。エキストラ出演を重ねた後、『ストレイ・ドッグ』(2018)のカリン・クサマ初監督作『ガールファイト』(2000)で本格的なスクリーンデビューを飾った。2001年の『ワイルド・スピード』で一躍名を馳せ、これに続く形で『バイオハザード』(2002)に出演。以降、『S.W.A.T.』(2003)や『アバター』(2009)『世界侵略: ロサンゼルス決戦』(2011)などで強き女性を演じ、肉体派としての地位を確立している。2012年には『バイオハザードV リトリビューション』でレイン役を再演した。次回作は、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。

吹替版声優 甲斐田裕子

吹替では、アン・ハサウェイやエミリー・ブラント、ガル・ガドット、ジェマ・アータートン、レイチェル・ワイズら、錚々たるハリウッド女優の作品を担当。ほか、『インクレディブル・ハルク』(2008)のリヴ・タイラーや『黒い司法 0%からの奇跡』(2019)のブリー・ラーソン、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)のチャン・ツィイーと、幅広いジャンルで活躍している。「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」(2008-2020)や『スパイダーマン: スパイダーバース』(2019)など、アニメ作品にも多数参加。女優として舞台に立ったり、ドラマ・CMのナレーションを担当したり、多岐にわたる活躍を見せる。

ジョーダナ・ブリュースター(ミア・トレット役) 

1980年、パナマ共和国出身。幼少期はイギリス、リオデジャネイロ、ニューヨークなど、世界各国を転々とする。10代でテレビドラマに出演するようになり、1998年に ロバート・ロドリゲス監督の『パラサイト』で映画デビューを飾った。2001年に『ワイルド・スピード』のミア役で一気に知名度を上げる。そのほか、タイリース・ギブソンと共演した『アナポリス 青春の誓い』(2006)や『テキサス・チェーンソー ビギニング』(2006)にも出演。以降、映画では『ワイルド・スピード』シリーズを中心に活動している。ドラマでは、「CHUCK/チャック」(2007-2012)「リーサル・ウェポン」(2016-)「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」(2016)などに出演した。

吹替版声優 園崎未恵

アン・ハサウェイ、エヴァン・レイチェル・ウッド、エミリー・ブラント、キルスティン・ダンスト、ジョーダナ・ブリュースターの吹替を多く担当。ほかには、マーベル・シネマティック・ユニバース作品に登場するペギー・カーター役ヘイリー・アトウェルの吹替でも知られている。アニメ声優としては、「BLEACH」袖白雪役や「ONE PIECE」ヴァイオレット役、「キングダム」陽端和役などが有名。

タイリース・ギブソン(ローマン・ピアース役) 

タイリース・ギブソン
Photo by Disney | ABC Television Group (Image Group LA/ABC) https://www.flickr.com/photos/disneyabc/22598448824/

1978年、米ロサンゼルス出身。10代でモデルとしてキャリアをスタートさせる。1998年、20歳のときにタイリース名義で音楽活動も開始。同年発売のファースト・アルバム『Tyrese』は、ゴールドディスク認定を受ける。1996年にシットコム「Hangin’ with Mr. Cooper(原題)」(1992-1997)で役者デビューを飾り、2000年に「ラヴ・ソング」に映画初出演。2003年に、『ワイルドスピードX2』(2003)でポール・ウォーカーの相棒ローマン役に抜擢される。また、『トランスフォーマー』シリーズのエップス軍曹役でも有名。『ワイルド・スピード』と『トランスフォーマー』が代表作となる。直近では、『ブラック アンド ブルー』(2019)や『クリスマス・クロニクル PART2』(2020)に出演。2022年には、マーベル映画『モービウス』を控えている。

吹替版声優 松田健一郎

吹替としては、『スター・トレック』シリーズのジョージ・カーク役クリス・ヘムズワースや『ブラック・クランズマン』(2018)主演のジョン・デヴィッド・ワシントン、『ワイルド・スピード』シリーズのローマン役タイリース・ギブソンを担当。アニメ作品では、「クロックワーク・プラネット」ヴァイネイ・ハルター役や「ブラッククローバー」ゴードン・アグリッパ役などで知られている。ゲーム作品にも多数参加しており、直近の作品では「ゼルダ無双 厄災の黙示録」「モンスターハンターライズ」など。

クリス・“リュダクリス”・ブリッジス(テズ・パーカー役)

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1977年、米イリノイ州出身。少年時代にヒップホップの中心地アトランタに引っ越し、ラップを始める。地元のラジオ局のラジオパーソナリティで知名度を上げ、ティンバランドなど、有名ラッパーのアルバムに参加。1999年にアルバム『Incognegro』を発売する。俳優としては、タイリース同様に『ワイルドスピードX2』に出演して大きく注目を集める。同作では「2 Fast 2 Furious」「Act a Fool」など、アーティストとして楽曲も提供した。以降、『ワイスピ』のメインキャストとして第5〜8作まで出演し、最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を控える。ほか出演作には、『クラッシュ』(2004)『ハッスル&クロウ』(2005)『抱きたいカンケイ』(2011)『ニューイヤーズ・イブ』(2011)など。

吹替版声優 渡辺穣

吹替では、『オーシャンズ』シリーズのエディ・ジェイミソンや『ワイルド・スピード』リュダクリスなどで知られる。ドラマ作品では「ER緊急救命室」や「グッド・ワイフ」(2009-2016)に参加した。『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)や「結界師」「名探偵コナン」など、アニメ声優としても活動している。

サン・カン(ハン役)

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1972年、米ジョージア州出身。1999年に『ミステリー・メン』で役者デビューを飾る。『パール・ハーバー』(2001)に端役で出演した後、『Better Luck Tomorrow(原題)』でジャスティン・リン監督と出会う。リン監督とは、間を置くことなく『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で再タッグすることになった。2007年には、『ダイ・ハード4.0』や『ローグ・アサシン』、2009年には『ニンジャ・アサシン』と、アクション映画への出演を重ねる。『ワイルド・スピード』では第3作以降、第6作『EURO MISSION』までメインキャストを演じた。その後、サン演じるハンの復活を望むファンが署名活動を展開。大きな後押しを受け、最新作『ジェットブレイク』で奇跡の再登場を飾ることになった。ほか出演作に『CODE8/コード・エイト』(2019)『ヒーローキッズ』(2020)など。次回作に『スター・ウォーズ』シリーズよりオビ=ワン・ケノービを描く新ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」を控える。

吹替版声優 川島得愛

オーウェン・ウィルソンやマット・スミス、シャールト・コプリーの吹替などで知られる。ほか、『X-MEN』シリーズのパイロ役アーロン・スタンフォードや『グリーン・ランタン』(2011)のピーター・サースガード、『スティーブ・ジョブズ』(2015)マイケル・ファスベンダーなどの吹替を務めた。アニメでは、「僕のヒーローアカデミア」塚内直正役や「コンクリート・レボルティオ」芳村兵馬役を担当している。

ガル・ガドット(ジゼル・ヤシャール役)

ガル・ガドット
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35401982293/ Remixed by THE RIVER

1985年、イスラエル出身。18歳から兵役に服し、戦闘トレーナーを務めていた。1999年、ドラマ「Shermesh(原題)」にダンサー役で出演したが、本格的に役者デビューを飾ったのは、2007年のドラマ「Budot(原題)」(2007-2008)にて。2009年、『ワイルド・スピード MAX』にジゼル役で抜擢され、映画デビューを果たした。その後、『ワイスピ』には『EURO MISSION』まで出演。2016年には、DC映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でワンダー・ウーマン役に起用され、2017年に単独映画『ワンダーウーマン』で主演を務めた。その後、同役で『ジャスティス・リーグ』(2017)『ワンダーウーマン 1984』(2020)『ジャスティス・リーグ: ザック・スナイダーカット』(2021)に出演。現在企画中の『ワンダーウーマン』シリーズ第3作でも続投する。ほか出演作に『ナイト&デイ』(2010)『クリミナル 2人の記憶を持つ男』(2016)『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018)など。次回作に、『ナイル殺人事件』と、ドウェイン・ジョンソンとの再タッグ作『レッド・ノーティス(原題:Red Notice)』を控えている。

吹替版声優 東條加那子

吹替では、ゾーイ・サルダナやミーガン・フォックス、ナタリー・ドーマーらを担当。ほか参加作に、『X-MEN: アポカリプス』(2016)サイロック役オリヴィア・マンや『クーパー家の晩餐会』(2015)オリヴィア・ワイルドなど。DC映画『スーサイド・スクワッド』(2016)や『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)に登場するハーレイクイン役マーゴット・ロビーの吹替でも知られ、最新作『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』にも続投する。アニメでは、「とんかつDJアゲ太郎」勝又かつ代役や「毎度!浦安鉄筋家族」大沢木順子役、「新世界より」朝比奈覚役などで知られる。

ドウェイン・ジョンソン(ルーク・ホブス役)

Dwayne Johnson ドウェイン・ジョンソン
A Photo By Eva Rinaldi https://en.wikipedia.org/wiki/File:Dwayne_Johnson_2014(Cropped).jpg|Remixed by THE RIVER

1972年、米カリフォルニア出身。父親で元プロレスラーのロッキー・ジョンソンの影響で、幼い頃からプロレスに熱中する。しかし、元々プロレス選手になりたかったわけではなく、大学ではアメリカンフットボールをはじめる。マイアミ大学でスター選手として活躍した。卒業後、プロレスラーに転向。WWEのスター選手としてアメリカ全土を熱気で包み込んだ。2001年には『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』のスコーピオン・キング役で俳優デビュー。プロレスと並行して、『DOOM』(2005)『ゲット スマート』(2008)『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』(2010)など、俳優としてのキャリアも着実に築き上げていった。2011年に『ワイルド・スピード MEGA MAX』に出演してからは、アクション映画で主演を務める機会も増え、代表作は『オーバードライヴ』(2013)『ヘラクレス』(2014)『セントラル・インテリジェンス』(2016)『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)、『ジュマンジ』シリーズ、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)など。『モアナと伝説の海』(2016)ではマウイ役で声優にも挑戦した。次回作は、ディズニーの実写版『ジャングル・クルーズ』(2021年7月29日公開)と、Netflix映画『レッド・ノーティス』(2021年11月公開)。2022年にはDC映画『ブラックアダム(原題:Black Adam)』を控えている。

吹替版声優 小山力也

ジョージ・クルーニーやキーファー・サザーランドの吹替で知られる。代表作はキーファーの「24 -TWENTY FOUR-」。ほか、ガイ・ピアース、キアヌ・リーブス、ジェラルド・バトラー、デンゼル・ワシントン、ドウェイン・ジョンソンらの声を主に担当してきた。アニメでも、「ポケットモンスター」や「NARUTO -ナルト-」「宇宙戦艦ティラミス」など、出演作多数。俳優としても活動している。

エルサ・パタキー(エレナ・ネベス役) 

1976年、スペイン出身。地元マドリードの劇団に入り演技を学ぶ。1990年代後半より、現地の短編やドラマ、映画に出演するようになり、2000年代に入ってからは『スネーク・フライト』(2006)など、ハリウッドでの活動も始める。2009年に『ワイルド・スピード MEGA MAX』でエレナ役に抜擢。第8作『ワイルド・スピード ICE BREAK』まで、メインキャラクターとして登場した。2010年には『マイティ・ソー』シリーズで知られる俳優クリス・ヘムズワースとの結婚を発表。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)では、ヒロイン役のナタリー・ポートマンの代役としてポストクレジット・シーンに出演した。

吹替版声優 坂井恭子

『アイアン・フィスト』(2012)のルーシー・リューや『マグニフィセント・セブン』(2016)のヘイリー・ベネット、『ワイルド・スピード』シリーズのエルサ・パタキーなどの吹替で知られる。ドラマでも「ARROW/アロー」(2012-2020)ウィラ・ホランドや「Marvel アイアン・フィスト」(2017-2018)ジェシカ・ストループの吹替も務める。アニメでは、「ルパン三世 the Last Job」「サザエさん」「おしりたんてい」など、参加作多数。舞台でも活躍している。

ルーク・エヴァンズ(オーウェン・ショウ役)

ルーク・エヴァンス Luke Evans
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14766068796

1979年、英ウェールズ出身。10代で演技を始め、演劇学校「London Studio Centre」に通う。卒業後は活動の場をウエストエンドに定め、『レント』『ミス・サイゴン』など、人気作品に出演する。長編映画デビューは30歳の時、2009年公開のミュージカル映画『セックス&ドラッグ&ロックンロール』にて。以降、本格的にハリウッドでの活動をスタートさせ、『タイタンの戦い』(2010)『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(2011)『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)『ホビット』シリーズなどに出演する。2017年に実写版『美女と野獣』でガストン役を演じ、知名度はさらに上昇。直近では「エイリアニスト」(2018-)『ANNA/アナ』(2019)『ミッドウェイ』(2019)『マーダー・ミステリー』(2019)など、アクション/ミステリーの分野で活躍を見せている。次回作には、ニコール・キッドマン主演のドラマ「Nine Perfect Strangers (原題)」や実写映画版『ピノキオ(原題:Pinocchio)』、『美女と野獣』のスピンオフドラマ(タイトル未定)など、注目作が続く。

吹替版声優 東地宏樹

吹替では、アントニオ・バンデラスやウィル・スミス、サム・ワーシントン、ルーク・エヴァンスを担当。ほか、『アイアンマン』シリーズのJ.A.R.V.I.S.役ポール・ベタニーや『ダイ・ハード4.0』(2007)ティモシー・オリファント、『トップガン』(1986)ヴァル・キルマー、「スーパーナチュラル」(2005-2020)ジェンセン・アクレスらの吹替も務めた。ゲーム『アンチャーテッド』の主人公ネイサン・ドレイクの吹替でも知られる。俳優として映画・舞台にも出演する。

ジーナ・カラーノ(ライリー・ヒックス役) 

Gina Carano ジーナ・カラーノ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:SDCC_2015_-_Gina_Carano_(19136144843).jpg

1982年、米テキサス州出身。キャリアを総合格闘家としてスタートさせ、米総合格闘団体EliteXCで注目を集める。2009年に格闘映画『ブラッド&ボーン 真拳闘魂』で役者デビューを飾り、2012年にはスティーブン・ソダーバーグ監督のスパイアクション映画『エージェント・マロリー』で主演を務めた。その後、『ワイルド・スピード EURO MISSION』や『タイム・トゥ・ラン』(2015)『エクストラクション』(2015)など、アクション作品に立て続けに出演。2016年には『デッドプール』のエンジェル・ダスト役で注目を浴びた。2019年には「マンダロリアン」のキャラ・デューン役に抜擢され、シーズン2までメインキャストとして出演したが、SNSでの一部の人々に対する差別的発言とも捉えられる投稿がきっかけとなり、同作からの降板が決まった。降板直後の2021年2月、カラーノはアメリカの保守派メディアThe Daily Wireと共に新作映画を製作することを発表している。

吹替版声優 林真里花

キャメロン・ディアスや、ケイト・ウィンスレット、クレア・デインズ、ロザムンド・パイクの吹替で知られる。ほか『オデッセイ』(2015)ジェシカ・チャステイン、『ターミネーター4』(2009)のブライス・ダラス・ハワード、『デッドプール』シリーズのモリーナ・バッカリンの吹替も担当した。アニメでは「ツバサ・クロニクル」絵里衣役や「無限の住人」百琳役で参加。「爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル」や「ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル」などにも出演し、多岐にわたる活動を見せる。

ジョン・オーティス(アルトゥーロ・ブラガ役)

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1968年、米ニューヨーク出身。1993年に映画『カリートの道』で役者デビューを飾り、その後は『身代金』(1996)『アミスタッド』(1997)『夜になるまえに』(2001)『マイアミ・バイス』(2006)などに出演。着実に知名度を上げていく。『アメリカン・ギャングスター』(2007)や『パブリック・エネミーズ』(2009)など犯罪映画にも積極的に出演し、『ワイルド・スピード MAX』では悪役ブラガを好演した。ほか、『世界にひとつのプレイブック』(2012)『スティーブ・ジョブズ』(2015)『キングコング: 髑髏島の巨神』(2017)『クローバーフィールド・パラドックス』(2018)『バンブルビー』(2018)『アド・アストラ』(2019)など、幅広いジャンルに出演。ラテンアメリカ系俳優の地位向上ための活動も行っている。

吹替版声優 後藤哲夫

エディ・マーサンやフィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティの吹替で知られた。ほか、『オースティン・パワーズ』シリーズのウィル・フェレルや『007 死ぬのは奴らだ』(1973)ヤフェット・コットー、『レディ・プレイヤー1』(2018)のマーク・ライランスらの声を当てた。舞台やドラマ、映画でも活躍した。2018年、68歳で死去。

シェー・ウィガム(マイケル・スタジアック役) 

Shea Whigham シェー・ウィガム
Photo by NASA HQ PHOTO https://www.flickr.com/photos/nasahqphoto/45057972982/

1969年、米フロリダ州出身。ニューヨーク州立大学で演技を学び、1997年にドラマ「Ghost Stories(原題)」でデビューを飾る。映画初出演作はコリン・ファレル主演の『タイガーランド』(2000)。以降、『ロード・オブ・ドッグタウン』(2005)『プライド&グローリー』(2008)『ワイルド・スピード MAX』(2009)などに出演し、着実なキャリアアップを見せる。2010年代からは『世界にひとつのプレイブック』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)『キングコング: 髑髏島の巨神』(2017)『ファースト・マン』(2018)『ジョーカー』(2019)など、数々のハリウッド作品に参加し、脇役として作品を彩った。次回作に『ミッション:インポッシブル』第7作(タイトル未定)を控えている。

吹替版声優 丸山壮史

吹替では、主にデヴィッド・ハーバーやウー・ジンの声を担当。ほか『トランスフォーマー』シリーズやマーベル・シネマティック・ユニバースに登場するキャラクターの吹替を多数務めている。日本のテレビアニメでは、「宇宙戦艦ヤマト2199」「スナックワールド」「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」などで声を当ててきた。

ジョー・タスリム(ジャー役)

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1981年、インドネシア出身。俳優になる前は柔道に打ち込み、インドネシア代表選手として活躍した。2008年にインドネシア映画『Karma(原題)』で役者デビュー。2011年、ギャレス・エヴァンス監督のアクション映画『ザ・レイド』で注目を浴びる。『ワイルド・スピード EURO MISSION』や『スター・トレック BEYOND』(2016)にも出演。ジャスティン・リン監督が手掛けるドラマ「ウォリアー」(2019-)のメインキャストとしても知られる。直近では、映画『モータル・コンバット』(2021)でビ・ハン/サブゼロを演じ、話題となった。

『ワイルド・スピード EURO MISSION』キャスト・声優一覧

キャラクター名 キャスト 日本語吹替声優
ドミニク・トレット ヴィン・ディーゼル 楠大典
ブライアン・オコナー ポール・ウォーカー 高橋広樹
レティ・オーティス ミシェル・ロドリゲス 甲斐田裕子
ミア・トレット ジョーダナ・ブリュースター 園崎未恵
ローマン・ピアース タイリース・ギブソン 松田健一郎
テズ・パーカー クリス・“リュダクリス”・ブリジッジス 渡辺穣
ハン サン・カン 川島得愛
ジゼル・ヤシャール ガル・ガドット 東條加那子
ルーク・ホブス ドウェイン・ジョンソン 小山力也
エレナ・ネべス エルサ・パタキー 坂井恭子
オーウェン・ショウ ルーク・エヴァンス 東地宏樹
ライリー・ヒックス ジーナ・カラーノ 林真里花
アルトゥーロ・ブラガ ジョン・オーティス 後藤哲夫
マイケル・スタジアック シェー・ウィガム 丸山壮史
ジャー ジョー・タスリム

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。