『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』リュダクリス、次は「地底世界に行きたい」【インタビュー】

ポールの娘さんが大きな貢献をされているんです。脚本家や監督、プロデューサーとも色々話し合っています。すごくファミリーって感じ。彼のファミリーが、彼のレガシーを生かし続けて、きちんと戦略的に事を進めている。彼の存在を、みんながちゃんと感じられるようにね。
──『ワイスピ』シリーズはどんどんデカくなっていて、役者やキャラクターの数もどんどん増えていますよね。もちろん自分のキャラクターが一番好きだとは思いますが、テズ以外の好きなキャラクターは誰ですか?
俺の好きなキャラクターは……、うわ、いい質問だな、bro!ヤバいこと言っちゃっていい?(笑)シャーリーズ・セロンのキャラクターだな。悪役だけどね!クレイジーで、イカしてて、最高じゃん。振る舞いも好きだし、パワフルなところも好き。倒されたと思ってたら、倒されてなかったでしょ。ヴィランが好きだなんて、俺が言うことじゃないけどさ、でも流れに逆らって言うよ。シャーリーズ・セロンのキャラクターが好きだ!
──日本の観客としては、日本人キャラクターのアンナ・サワイが活躍することがすごく嬉しかったです。
おお、アンナか!アンナは超才能があって、彼女を迎えられて最高でした。彼女は腰が低くて、可愛らしくて、俺も彼女のエナジーに魅了されちゃいました。向上心があって、人懐っこくてさ。自分の役にも全力投球でしたよ。

──あなたの役者としてのキャリアを振り返ると、『ワイスピ』は確実にターニングポイントになっていますよね。『ワイスピ』に対して、どんな気持ちをお持ちですか?
この世界で『ワイスピ』に絡んでいるものの全てにはめちゃくちゃ感謝してますよ。超楽しませてもらってますし、俺の大部分を作らせてもらったし、最高な仲間もたくさんできた。一生の思い出がずっと続いてる感じです。
──それにしても、あなたが『ワイルド・スピードX2』(2003)に出演してから、もう20年近く経つだなんて、信じられないですよね。
(目を閉じて、浸るように)ですね。
──これまでの『ワイスピ』の年月の中で、最高の瞬間ってどんな時ですか?
俺がこれまで最高の瞬間だなって思ったのは……、キャストのみんなで誕生日を祝ってる時とか、そういう瞬間かな。たとえば『ジェットブレイク』の撮影中も、ミシェル(・ロドリゲス)の誕生日パーティーをやって、ヴィン(・ディーゼル)の誕生日パーティーもやって。みんなで集まって、バーベキューやって、飲んで、おしゃべりしてさ。スピーチもして、お互いに感謝の気持ちを伝え合うんだよ。それが最高の瞬間ですね。
──うわぁ、映画そのものじゃないですか。リアル・ファミリーだ。
その通り。それを伝えたいってこと。

──そのファミリーといえば、監督のジャスティン・リンが復帰されましたね。ジャスティン・リンとの再会はいかがですか?
ジャスティン・リンはディティールにめっちゃこだわる人。すごく入念で、ヤバいくらいに几帳面っていうのかな!撮影になるとヴィジョンを持っていて、たくさんいる役者みんなとめっちゃうまくやるんですよね。やること山程あるはずなのに、ぜんぜん取り乱さない。多面的な人ですね。ただ監督するだけじゃないっていうか。
──『ジェットブレイク』では、『ワイスピ』サーガが過去作とも繋がっていきますよね。中でも、『TOKYO DRIFT』のショーンたちが再登場するのがアツすぎます。『TOKYO DRIFT』組との共演はいかがでしたか?
俺にとっても『TOKYO DRIFT』組との共演は嬉しかったですよ。ファンのみなさんにも、『TOKYO DRIFT』組の再登場はずっと待ち望まれていましたからね。シリーズに戻ってくるのか、ずっと気になっていたでしょ。だから良いサプライズになりました。日本勢が歓声と愛を送ってくれたのが感じられます。
