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『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』マグネット飛行機、子どものおもちゃ遊びから生まれた? ─ 監督、アイデア元明かす

ワイルド・スピード/ジェットブレイク
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これまで型破りなカーアクションの数々を実現させてきた『ワイルド・スピード』シリーズだが、最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』では更にパワーアップするようだ。本作では超強力な磁力を搭載した車やマグネット飛行機までもが登場する。

後者のマグネット飛行機は、どうやら前作の敵サイファー(シャールーズ・セロン)が所有している模様。下部に超強力な磁石を備えているようで、一瞬にして車を引き寄せてしまう衝撃の瞬間が予告編で収められている。この異次元の飛行機だが、アイデアはひょんなところから生まれていたようだ。

アイデア元を明かしたのは、第6作ぶりに監督復帰を果たすジャスティン・リン。英Empireにて、「『ジェットブレイク』では磁石を使うことを決めていたので、すごくワクワクしていました」と語るリン監督は、11歳の息子オクウェ(Oqwe)君を連れて参加していた『ジェットブレイク』のミーティング時を回想。アクションシーンについての考案が難航していた時の出来事を以下に語っている。

「ありがたいことに、そのミーティングではおもちゃの車がたくさん使われていました。アクション展開が難しいなって思っていた時に、オクウェが“磁石・飛行機”という2つの単語の解決策を思いついてくれたんです。私たちは渓谷での(場面の)話をしていて。それで私はこう言いました。“ここにローマンとテズがいて、ジェイコブは反対側に辿り着かなければいけない。そしたら彼はどうやってあっちにたどり着けば良いのかな?”と。そしたらオクウェが、それ(おもちゃ)を拾って飛行機とかのアイデアを出してくれたんです。」

リン監督が言及している渓谷での場面とは、ドム(ヴィン・ディーゼル)らファミリーが、ドムの弟ジェイコブ(ジョン・シナ)と繰り広げるジャングルでの追跡劇のことを指していると思われる。先を走るジェイコブを追跡するドムたちだが、目の前には崖が迫りくる。これに構わず、ジェイコブは空中へとダイブ。そこに、先述のサイファーのマグネット飛行機がジェイコブを車ごとキャッチするのだ。これには、ローマンたちも唖然である。

この奇想天外なアイデアを11歳の少年が思いついたということだが、これにはリン監督も「私たちが何百時間もかけて企画していたものに、彼(オクウェ君)も気にかけていたんでしょうね」と感心している。「彼はキャラクターを理解してくれていたんでしょう」。おもちゃを用いて実演しながらアイデアを提案したオクウェ君。11歳ながら、すでに立派なクリエイターである。

Source: Empire

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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