ニコラス・ケイジ、『フェイス/オフ』新作映画に「何も聞いていません」─ リメイクではなく続編であるべきと持論

『フェイス/オフ』の続編と言われている新作映画が現在進行中だが、ニコラス・ケイジが復帰する可能性はあるのだろうか?
1997年に公開された『フェイス/オフ』は、息子を殺されたFBI捜査官アーチャー(ジョン・トラボルタ)と、その殺害犯であるテロリストのトロイ(ニコラス・ケイジ)、ふたりの追跡劇を描いた作品。互いの顔を取り替えたふたりによる死闘を描いた本作は、『男たちの挽歌』『レッドクリフ』シリーズなどのジョン・ウーがメガホンをとった。
“顔の交換”という斬新な設定が話題を呼んだ同作の続編には、『サプライズ』(2011)『ゴジラvsコング』(2021)のアダム・ウィンガードが監督、『ザ・ゲスト』(2014)などのサイモン・バレットが脚本家として名を連ねている。2021年2月にふたりの就任が発表された際、本作はリメイクとしてではなく、オリジナル版の続編として企画されていると伝えられた。もっともキャストについては一新される方針だという。
この度、The Hollywood Reporterのインタビューにてニコラス・ケイジが登場。『フェイス/オフ』続編企画への出演について質問されたところ、「そのような話は聞いたことがありません。私たちが読んでいるものは、何の根拠もない単なる憶測であることが多いんです」と答えている。
ウィンガード監督は以前、ケイジとトラボルタが共に本作に興味を示していることを明かしていたが、こちらはアイデアについて相談していたということだろう。出演を否定するケイジだが、『フェイス/オフ』が続編として製作されることには肯定的な姿勢を示している。
「(『フェイス/オフ2』を)作ることは楽しいことなのか。それはもちろんです。ただ、『フェイス/オフ』はジョン・ウーの存在が大きかったですから。リメイクにはなりえません。フィルムメイカーたちも言っていたと思うのですが、あのような作品は続編でなければならないんですよ。」
ちなみにニコラス・ケイジがニコラス・ケイジを演じる新作映画『The Unbearable Weight of Massive Talent(原題)』では、『フェイス/オフ』(1997)をはじめとするニコラス・ケイジ出演作について言及される場面があるようだ。実際に再演する姿もあったりして……?
Source: The Hollywood Reporter