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「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」懐かしのMCUキャラクターが登場へ ─ 見えてきた『ブラック・ウィドウ』「ワンダヴィジョン」との共通点

アンソニー・マッキー セバスチャン・スタン
(The Walt Disney Company/Image Group LA) ANTHONY MACKIE, SEBASTIAN STAN

ドラマシリーズファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題:The Falcon and the Winter Soldier)」に、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の初期作品を彩ったキャラクターが再登場することがわかった。脚本家のデレク・コルスタッドが、ポッドキャスト「Script Apart」にて明かした。

ファルコン/サム・ウィルソン、ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズを主人公とする「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後の世界を舞台に、2人の新たな冒険、キャプテン・アメリカの“盾の継承”を描く物語。しかし、登場人物たちは懐かしの顔ぶれが帰ってくることになるようだ。

「僕が言えるのは、マーベルの初期作品からキャラクターが帰ってくるということ。物語の構造に変更を加える形で、彼らを登場させ、再び開発し直しています。ほんと最高ですよ。」

秘密主義で知られるMCU作品だけに、コルスタッドは再登場するキャラクターが誰なのかを明かしていない。しかしながら本作には、おそらく『エンドゲーム』に続いて観る者を驚かせるサプライズ・キャストが存在するはずだ。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」には『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)からバロン・ジモ/ヘルムート・ジモ役のダニエル・ブリュール、エージェント13/シャロン・カーター役のエミリー・ヴァンキャンプが再登場するとあって、彼らとの関係にも注目だ。

MCU全体の流れでいえば、その『シビル・ウォー』が“初期作品への回帰”への流れを作ったことも振り返っておきたい。同作には、『インクレディブル・ハルク』(2008)に登場したサディアス・“サンダーボルト”・ロス長官(演:ウィリアム・ハート)が8年ぶりに復帰。『シビル・ウォー』を契機とする『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)や『エンドゲーム』(2019)などを通じて、MCUは初期の登場人物や物語を取り戻してきたといえる。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
(c)2018 MARVEL

もうひとつ留意したいのは、“未来へ進みつつ過去に立ち戻る”試みが、本作のみならず『ブラック・ウィドウ』でも行われることだ。同作はブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ(演:スカーレット・ヨハンソン)の前日譚として、謎に包まれた過去を紐解きながら『エンドゲーム』の決断の背景をも示す物語だという。さらに言えば、ドラマ「ワンダヴィジョン」も『エンドゲーム』後を舞台としているが、スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフとヴィジョンの関係性は『インフィニティ・ウォー』以前に逆戻りしている。新型コロナウイルスの影響で延期を余儀なくされたが、2020年に揃って発表予定だった3作品は、いずれもMCUの過去・現在・未来を見据え、繋ぎ直す物語となっていたのだろう。「物語の構造に変更を加える」というコルスタッドの発言も、その角度から考えるとなお興味深い。

ちなみにコルスタッドは、ファルコンとウィンター・ソルジャーの二人について「(バットマンに対する)ロビンのようなもの。だけど、コミックのロビンはめちゃくちゃカッコいいですよね」と語っている。「二番手のキャラクターを主役にすると、もっとカッコよくなるし、興味深い人物になる。より人間らしくなり、見どころもあれば、苦しみもあるキャラクターになるんです。自分たちは何者か、どういう人間かと」

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」には、新キャストとしてジョン・ウォーカー役のワイアット・ラッセル、『ドクター・スリープ』(2019)のカール・ランブリーらが登場する。監督は「ハウス・オブ・カード」「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」のカリ・スコグランド、脚本は「Empire 成功の代償」マルコム・スペルマン、『ジョン・ウィック』シリーズのデレク・コルスタッドが務める。

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Sources: Script Apart, Collider

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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