地上600mふたりぼっち『FALL/フォール』公開決定 ─ 超高所サバイバル・スリラー、ついに日本上陸

地上600メートルのテレビ塔に取り残された、フォロワー6万人の女性と友人。電波は不達、食料もなく、人影も見えない……。
2022年8月に米国で話題を呼んだ、超高所サバイバル・スリラー『FALL(原題)』が、邦題『FALL/フォール』として2023年2月3日(金)に日本公開されることが決定。ポスタービジュアル&予告編が公開された。

山でのフリークライミングの最中、夫・ダンを落下事故で亡くしたベッキーは、1年近くが経過した今も悲しみに暮れたまま。ある日、親友のハンターが、ベッキーを立ち直らせるべく新たなクライミングの計画を立てる。選んだのは、今は使われていない地上600mのテレビ塔。老朽化のため不安定な梯子を登り、ふたりはなんとか頂上に到達。ベッキーは夫の遺灰を空から撒き、新たな1歩を踏み出す決意を示すが、それもつかの間、梯子が崩れ落ちてしまう。次々に困難が襲いかかる中、ふたりは技術と知識をフル活用して、この危機を抜け出そうとするが……。
『タワーリング・インフェルノ』(1974)や『クリフハンガー』(1993)『フローズン』(2010)など、ビルや山などの高所で巻き起こる恐怖を描いた映画は古今東西に存在するが、今度の舞台は地上600メートルの高さを誇る超高層鉄塔「B67テレビ塔」。モデルとなったのは、カリフォルニア州で最も高い建造物、1986年建設の支線式鉄塔「サクラメント・ジョイント・ベンチャー・タワー」だ。東京スカイツリー(634メートル)にも匹敵する、高さ625メートルの鉄塔には命知らずの猛者たちが数多く挑戦し、頂点からジャンプスーツひとつで降下する者が後を絶たない。
監督は、デイヴ・バウティスタ&ピアース・ブロスナン出演『ファイナル・スコア』(2018)のスコット・マン。同作では取り壊しの決まったサッカースタジアムを実際に爆破、限られたシチュエーションを駆使してド迫力のアクションを創り出して、批評家からも「サッカースタジアム版『ダイ・ハード』」との絶賛を受けた。本作で見せる鉄塔でのスリリングな描写の数々は、高所恐怖症ならずとも手に汗握ること間違いなしだ。
主人公のベッキー役は『シャザム!』シリーズのグレイス・フルトン、親友のハンター役は「ランナウェイズ」(2017-2019)『スターフィッシュ』(2018、日2022)のヴァージニア・ガードナー。そのほかキューバ・グッディング・Jrの息子としても知られる『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)のメイソン・グッディング、「ウォーキング・デッド」(2010-2022)のジェフリー・ディーン・モーガンらが出演した。
逃げ場を失った超弩級の鉄塔に取り残された若者ふたりは、この絶体絶命の危機から生き延びることができるのか? 超高所を舞台とした、新たなサバイバル・スリラーに刮目すべし。
映画『FALL/フォール』は2023年2月3日(金)より全国ロードショー。