『ワイルド・スピード』完結作、予算大幅カットでまさかの原点回帰? ─ 迫るラストラン、メイン・サーガの決断は

シリーズ完結2部作の前編である『ファイヤーブースト』では、第5作に登場したヴィランの息子、ダンテがドムらファミリー全員に復讐を仕掛けるという物語が描かれた。2部作ということで後編の『Fast X:Part2』で『ワイスピ』がド派手なフィナーレを迎えるというのが大方のファンが期待しているところだろう。
しかし、その期待をある意味裏切るような情報が最近になって伝えられた。情報源はVarietyやThe Wrap、Colliderといった米大手メディアで記者を務めてきたジェフ・スナイダー。独自に得たハリウッドのスクープネタを伝える自身のメディアThe InSneiderで、次回作が予算をおよそ半減の2億ドル以下に抑え、1作目のような「基本に立ち返る」作品になると記したのだ。さらに、ダンテ役を演じたジェイソン・モモアが登場しないという俄かに信じがたい情報も添えている。
ここで明記しておきたいのが、『ワイスピ』メイン・サーガには『Fast X:Part2』のほかに、同作のミッドクレジットシーンで再登場を果たしたルーク・ホブス役ドウェイン・ジョンソンの単独スピンオフ映画が控えているということ。この作品は、『ファイヤーブースト』と完結作『Fast X:Part2』を繋ぐ橋渡しの役割を担うと言われている。さらに、物語の展開上ホブスはダンテとの直接対決に臨むはずだから、このスピンオフ映画で戦いが終結すれば、スナイダーが伝えた情報にも筋が通る。
もっとも現時点では憶測の域を出ず、『Fast X:Part2』が前作以上にパワーアップした作品になる可能性も大いにある。ただ、もしも完結作が原点回帰するのであれば、それはそれで『ワイスピ』らしいフィナーレとも言えよう。『ワイスピ』ファンのあなただったら、どのようなラストランを想像するだろうか。
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Source:The InSneider