『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』ローマの巨大鉄球は実際に転がしていた ─ 大迫力の特別映像、「『ワイスピ』らしい遊び場」と監督

『ワイスピ』10作目『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023)ではド派手なアクションシーンがてんこ盛りだ。そんな中でも極限までリアルを追求しようというのが本シリーズの醍醐味で、さすがにこれはCGだろうと思わざるを得ないあのシーンもなんと実際に撮影されている。
巨大鉄球がローマの街中を転がりまくるシーンだ。悪役ダンテ(ジェイソン・モモア)によってローマに誘き出されたファミリーたちは、中性子爆弾を搭載した巨大鉄球とのカーチェイスを強いられてしまう。ローマ市民を容赦なく巻き込みながら転がり続ける鉄球は、ドムの活躍により地上での爆発は免れたものの、おかげさまで街は壊滅状態となった。
作品公式からは、同シーンのメイキング映像が公開されている。50秒あたりでは、ワイヤーに吊るされた巨大鉄球が実際にローマの街を転がっている様子が映し出されている。軌道が制御されているとはいえものすごい勢いで、仮にも当たってしまったらひとたまりもないだろう。
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メガホンを取ったルイ・レテリエ監督は、「ローマには巨大な建造物と歴史があります。その中に、障害物コースを作りました」と爽やかに語りながら、「『ワイスピ』にふさわしい“遊び場”になりました」と達成感。「幸い何も破壊せずに済みました」とも強調している。
この鉄球チェイスアクションは、『ファイヤーブースト』の物語の着想にもなったシリーズ第5作、『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011)に登場する巨大金庫チェイスシーンを彷彿とさせる。スタント・コーディネーターを務めたジャック・ギルによれば、同シーンでは9,000ポンド(=4,082キログラム)の鉄製金庫を実際に作り、2台のダッジ・チャージャーで引っ張りながら撮影が行われたという。『ワイスピ』が(良い意味で)クレイジーなのは、今に始まったことではないのだ。
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Source:Vanity Fair