『ワイスピ/ファイヤーブースト』レティVSサイファーの格闘、監督ナシで撮影していた ─ 「シャーリーズ・セロンは怪物」

20年以上にわたって高い人気を誇るカー・アクション映画『ワイルド・スピード』で第1作よりレティ役を演じるミシェル・ロドリゲスが、最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』では他の女性キャストと繰り広げた、見応えあるアクションシーンがあると明かした。
米Vanity Fairのインタビューにてロドリゲスは、「シャレでも何でもなく、シャーリーズ(・セロン)は怪物です」と、激しいバトルを共にしたセロンを賞賛。次のように語っている。
「『ファイヤーブースト』で私たちは監督ナシで格闘シーンを撮影したんですが、間違いなく最高の出来で、完璧にやり遂げました。“監督は必要ない。やろうよ。第2班の監督、お願いします”という感じで、ルイ(・ルテリエ)が参加して(監督を)引き継ぐまで、自分たちで撮影を続けたんです。彼女は完璧なほどプロフェッショナルかつ積極的で、彼女の仕事に対する倫理観は並大抵のものではありません。」
ロドリゲスの口ぶりからは、お互いがフィジカルにぶつかり合う激しい接近戦であることが伺える。女性同士のケンカを英語では「Cat Fight(キャット・ファイト)」と表現するが、ロドリゲス演じるタフなレティとシャーリーズ・セロン扮するヴィランのサイファーが一線を交えるとなれば、同じネコ科でもトラやライオン級の戦闘が期待できそうだ。
2人の格闘シーンの一部は、公開されている予告編映像でも見ることができる。なおルイ・ルテリエは、第10作の撮影に入って間もなく降板したジャスティン・リンの後任として監督に就任。脚本の改稿も担っている。
『ファイヤーブースト』では原点に回帰し、本来のテーマだったストリート・カーレースが復活。今までシリーズに登場したことがなかった電気自動車のスタントも展開されるというから、ロドリゲス&セロンのファイトシーン同様に注目だ。
シリーズ第10作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は、2023年5月19日に全国公開。
Source:Vanity Fair