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ジョン・ファヴロー、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で「アイアンマンを殺さないで」と監督に直談判していた

ジョン・ファヴロー
Photo by Anna Hanks https://www.flickr.com/photos/annaustin/15199252120/ Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『アイマンマン』『スパイダーマン』シリーズのハッピー・ホーガン役でお馴染みのジョン・ファヴローが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟監督に、「アイアンマンを殺さないで」と懇願していたのだという。

『エンドゲーム』では、宇宙に存在する生命体の半分を消滅させた“マッドタイタン”ことサノスを滅ぼすために、インフィニティ・ガントレットを装着したアイアンマン/トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)が指をスナップして自ら犠牲となった、まさにスーパーヒーローに相応しい、英雄的な最期をを遂げている。

アイアンマンの死はショックだったものの、涙なくしては観られないドラマチックな展開の効果は絶大だったと言える。しかし、脚本を読んでそうは思わなかったファヴローが、トニーの死に動揺して電話をかけてきたと、米Vanity Fairのインタビューでジョー・ルッソが明かしている。

ステージの隅でファヴローと電話で話をしながら、彼をなだめたのを覚えています。彼は、“そんなことをしたらダメだ。ファンが打ちのめされてしまう。劇場から出た観客に自暴自棄になって欲しくないでしょう?”と言ってました。それでも、僕たちはトニーを殺しましたけどね。」

さらにルッソ兄弟は、劇場版に収録されたトニーのラストシーンは3番目に撮影されたバージョンだとも明かしており、何度も吟味した上で決めた結果だったため、ファヴロー以外の人に「アイアンマンを殺さないで」と懇願されても、結果は同じだっただろうとも付け加えている。

ファヴローはハッピー役としてアイアンマンを支え続けただけでなく、オリジナル映画『アイアンマン』(2008)と『アイアンマン2』では監督も兼任。さらに、『アベンジャーズ』シリーズでは製作総指揮を担い、アイアンマンとは深い関わりを持っていることから、トニー・スタークには人一倍強い思い入れがあったのではないだろうか。『エンドゲーム』のラストで描かれたトニーの葬儀でハッピーが、トニーの親友であるジェームズ・“ローディ”・ローズの肩を辛そうに抱くシーンが印象だった。

ダウニーが演じたトニー・スタークはもう物理的にMCUには存在しないが、今後も大きな存在感を発揮して影響を与え続けるに違いない。実際、トニー・スタークを継ぐ者として自ら開発したスーツに身を包み、“アイアンハート”の名で活躍する10代の天才発明家リリ・ウィリアムズを描くMCUドラマ「アイアンハート(原題)」が、2023年に米ディズニープラスで配信開始される。その他にも、トニー・スターク亡き世界でトニーが最も恐れた状況を描く「アーマー・ウォーズ(原題)」も待機中で、MCUでトニーのレガシーは間違いなく継承されていくだろう。

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Source:YouTube

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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