Menu
(0)

Search

『アイアンマン3』でハッピー・ホーガンは死ぬはずだった ─ 「ジョン・ファヴローの直談判で生き残ることになった」とケヴィン・ファイギ

ジョン・ファヴロー
Photo by Anna Hanks https://www.flickr.com/photos/annaustin/15199252120/ Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)をローンチした記念すべき映画『アイアンマン』(2008)で監督を務めただけでなく、ハッピー・ホーガン役で出演も兼任したジョン・ファヴロー。MCU作品の数々を手がける鬼才が演じる愛すべき同キャラクターは、なんと『アイアンマン3』で命を落とす運命だったようだ。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のプレミアにファヴローと揃って登場したマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、米Comicbook.comのライブ配信インタビューで、“ハッピーが死を免れた”経緯を語っている。

『アイアンマン3』では、エクストリミスの投与で莫大なパワーを得たジャック・タガードが自爆した際、その爆発で重傷を負ったハッピーが昏睡状態に陥り生死をさまよったが、結果的には一命を取り留めた。しかし、「本来の計画は違った」とファイギが説明。「脚本でハッピーは死ぬはずで、劇場版とは少し違いがありました。ジョンは、“ハッピーは重傷を負ったが、死ななかった場合はどうなるだろう?”という、マーベルで彼が我々に渡した最も重要なメモを持っていたのです」。まるで、マーベルのアニメシリーズ「ホワット・イフ…?」を思わせるような“もしも……”の世界を想定して、ファヴローが「ハッピー延命」を直談判していたことを明かしている。このファイギの発言後、ファヴローは次のように続けている。

「彼は嘘をついていませんよ!本当です。彼らは、そのメモに便宜を図ってくれました。私はずっとMCUの一部になれて、スタートからトム・ホランドと共演することが出来てとても嬉しい。彼と、信じられないほど才能があるジョン・ワッツ(MCU版『スパイダーマン』3部作の監督)との仕事も、MCUと関係を続けることも楽しい。MCUは私の人生において大きな一部であり、彼らは私の友人でもあり同僚でもあるのです。」

もし、ファブローがファイギに直談判のメモを渡していなかったら、MCU版『スパイダーマン』シリーズでハッピーは存在せず、ホランド演じるピーター・パーカーとの絶妙なやり取りも目に出来なかったことになる。スタジオに直接訴えかけるという、ファヴローの一か八かの賭けに感謝したいところだ。

ファヴローがハッピー役で続投する『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、2022年1月7日に日本公開。

▼ MCUの記事

    Source:Comicbook.com

    Writer

    アバター画像
    Hollywood

    ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

    Ranking

    Daily

    Weekly

    Monthly