『ファンタビ』実は出ていたロン・パールマン、魔法ワールド出演は「ディズニーに行くようなもの」 ─ 撮影中は「場違い」に感じていた

ハリー・ポッター魔法ワールドの新章開幕を告げた『ファンタスティック・ビースト』シリーズ。見どころの1つは、『ハリー・ポッター』と肩を並べるほどの豪華なキャスティングだろう。しかし、実は第1作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)では、出演していることがあまり知られていない俳優がいる。『ヘルボーイ』シリーズなどで知られ、強面な容姿で印象的なロン・パールマンだ。
仮に出演自体は認識していたとしても、パールマンが演じたキャラクターまで知っているという方はどれだけいるだろうか。彼が演じたのは、ナーラクという名の子鬼(ゴブリン)。禁酒法時代に裏社会でバーを営み、情報屋として活動していることが劇中で明かされていた。ちなみに、ナーラクは葉巻姿が印象的であったが、本国アメリカではギャングスター・ゴブリン(gangster goblin)と紹介されている。
2016年の映画公開時、ナーラクを演じたパールマンのメディア露出は非常に少なく、彼から語られたことはほぼ皆無であった。こうした中、米Bang Showbizの取材ではシリーズに参加した感想を語っていた。一体何を話したのだろうか?
「僕にとっては、子どもがディズニーランドに行くようなものでした。スタジオ映画に出演する時でさえも、インディ(ペンデント)映画に感じられたくらいです。まあ(そのスタジオ映画も)大体は、500万ドル以内に収まるインディ映画なんですが。でも『ハリー・ポッター』映画のセットを訪れるとなったら、イギリスにあるワーナー・ブラザースの一番高い音響ステージになるんですよ。しかも、J・K・ローリングも後ろに隠れていらっしゃって。」
『ファンタビ』出演前にも『ヘルボーイ』シリーズや『パシフィック・リム』(2013)といった大作映画の経験があるパールマンだが、そんな彼でも別世界に見えたという魔法ワールドのスケールには驚かされるばかり。さらに、現場に足を踏み入れたパールマンの前に原作者のJ・K・ローリングが不意に現れたということだから、まさに当時の体験は、ディズニーランドでミッキーに遭遇したようなものだったのだろう。
魔法ワールドに目を輝かせたであろうパールマンだが、製作現場ではなんと「場違いに感じた」という。「自分は、あのスケールの世界にはいるはずないと思っていました」。その一方でパールマンは、めったに経験できない製作スケールから学ぶべきものはないかと、「メモは取りましたよ」とも明かしていた。
『ファンタビ』出演後、パールマンは小〜中規模作品への出演を重ねながら、『モンスターハンター』(2020)や『ドント・ルック・アップ』(2021)といった大作への参加も続けている。魔法ワールドでの経験を活かすことはできているのだろうか。
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Source: Bang Showbiz