Menu
(0)

Search

『ファンタビ』実は出ていたロン・パールマン、魔法ワールド出演は「ディズニーに行くようなもの」 ─ 撮影中は「場違い」に感じていた

ロン・パールマン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9363243791/

ハリー・ポッター魔法ワールドの新章開幕を告げた『ファンタスティック・ビースト』シリーズ。見どころの1つは、『ハリー・ポッター』と肩を並べるほどの豪華なキャスティングだろう。しかし、実は第1作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)では、出演していることがあまり知られていない俳優がいる。『ヘルボーイ』シリーズなどで知られ、強面な容姿で印象的なロン・パールマンだ。

仮に出演自体は認識していたとしても、パールマンが演じたキャラクターまで知っているという方はどれだけいるだろうか。彼が演じたのは、ナーラクという名の子鬼(ゴブリン)。禁酒法時代に裏社会でバーを営み、情報屋として活動していることが劇中で明かされていた。ちなみに、ナーラクは葉巻姿が印象的であったが、本国アメリカではギャングスター・ゴブリン(gangster goblin)と紹介されている。

2016年の映画公開時、ナーラクを演じたパールマンのメディア露出は非常に少なく、彼から語られたことはほぼ皆無であった。こうした中、米Bang Showbizの取材ではシリーズに参加した感想を語っていた。一体何を話したのだろうか?

僕にとっては、子どもがディズニーランドに行くようなものでした。スタジオ映画に出演する時でさえも、インディ(ペンデント)映画に感じられたくらいです。まあ(そのスタジオ映画も)大体は、500万ドル以内に収まるインディ映画なんですが。でも『ハリー・ポッター』映画のセットを訪れるとなったら、イギリスにあるワーナー・ブラザースの一番高い音響ステージになるんですよ。しかも、J・K・ローリングも後ろに隠れていらっしゃって。」

『ファンタビ』出演前にも『ヘルボーイ』シリーズや『パシフィック・リム』(2013)といった大作映画の経験があるパールマンだが、そんな彼でも別世界に見えたという魔法ワールドのスケールには驚かされるばかり。さらに、現場に足を踏み入れたパールマンの前に原作者のJ・K・ローリングが不意に現れたということだから、まさに当時の体験は、ディズニーランドでミッキーに遭遇したようなものだったのだろう。

魔法ワールドに目を輝かせたであろうパールマンだが、製作現場ではなんと「場違いに感じた」という。「自分は、あのスケールの世界にはいるはずないと思っていました」。その一方でパールマンは、めったに経験できない製作スケールから学ぶべきものはないかと、「メモは取りましたよ」とも明かしていた。

『ファンタビ』出演後、パールマンは小〜中規模作品への出演を重ねながら、『モンスターハンター』(2020)や『ドント・ルック・アップ』(2021)といった大作への参加も続けている。魔法ワールドでの経験を活かすことはできているのだろうか。

Source: Bang Showbiz

Writer

アバター画像
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly