『ファンタスティック・ビースト3』ジョニー・デップ降板にダンブルドア役ジュード・ロウ「従うしかない」

ハリー・ポッター魔法ワールド『ファンタスティックビースト』シリーズ第3作(タイトル未定)からグリンデルバルド役ジョニー・デップが降板したことについて、若き日のダンブルドアを演じるジュード・ロウが口を開いた。
2020年11月6日(米国時間)、前作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)からグリンデルバルド役として出演していたデップが、第3作から離脱することが判明。英国のタブロイド紙「The Sun」との間で展開されていた名誉毀損裁判で敗訴したのちに降板が発表された。
デップの降板から約10日、メイン・キャストがこの出来事について公に言及したのは初めてだろう。とりわけ、グリンデルバルドと大きな関係を持つダンブルドアを演じてもいるロウが、このたび米Entertainment Tonightのインタビューに応じた。
ロウは『ファンタスティック・ビースト』シリーズを「規模の大きい映画です。たくさんの層が積み重なっているんです」と前置き。「僕がこれまでに参加した作品の中でも最大規模で製作されている1つかもしれません」。こう話した上で、デップの降板について以下のような持論を述べた。
「このような状況では、スタジオ側に従うしかありません。それが出来ること全て。上を向いて、自分の役割を全うしなければいけないですから。」
“従うしかない”とロウが言うように、デップは製作のワーナー・ブラザースの申し出を受け入れる形で降板となっている。Instagram上で出した自身の声明で、デップは「(スタジオからの)要求を尊重し、同意しました」と両者合意の決断であることを明かしていたのだ。
「このようなフランチャイズでは、スタジオと(製作)会社はああいった(デップの降板)大きな決断を下すものです」と続けるロウ。「こういうことに沿って臨まなければいけません」と、あくまで一役者としての立場から客観的な意見を再度強調した。「私たち(役者)は、チームのいちメンバーに過ぎないわけですから」。
ちなみにデップの降板から約5日後には、代役として『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)「ハンニバル」(2013-2015)などのマッツ・ミケルセンが交渉中にあると伝えられている。
Source: Entertainment Tonight