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『ハリー・ポッター』スネイプ先生役アラン・リックマン、『ダイ・ハード』から遺作『アイ・イン・ザ・スカイ』まで主要作まとめ

Severus Snape セブルス・スネイプ
ALAN RICKMAN as Professor Severus Snape in Warner Bros. Picturesí fantasy adventure ìHARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS ñ PART 2,î a Warner Bros. Pictures release.

『ラブ・アクチュアリー』(2003)

ハリー・ポッター』スネイプ先生役や『ダイ・ハード』の悪役のことを思うと、アラン・リックマンと爽やかなラブロマンス映画の組み合わせは少々意外?ヒュー・グラントやリーアム・ニーソン、キーラ・ナイトレイら豪華キャストが共演したクリスマス映画『ラブ・アクチュアリー』でアラン・リックマンが演じたのは、ローラ・リニーが演じるサラの勤め先の社長ハリー。妻(エマ・トンプソン)に、秘書のミア(ハイケ・マカチュ)との関係を疑われていく役どころだ。部下サラの恋模様を気にかけていたり、ミアに迫られて狼狽したりと、お茶目な姿を見せてくれている。

それにしても、『ハリー・ポッター』『ダイ・ハード』『ラブ・アクチュアリー』と、アラン・リックマンの代表作はクリスマスが似合う。

『銀河ヒッチハイク・ガイド』(2005)

iPhoneのSiriやGoogleに「人生、宇宙、すべての答えは?」と尋ねると、「42」という答えが返ってくる……これは、映画『銀河ヒッチハイク・ガイド』が由来だ。もともと1978年にイギリスのラジオドラマとして製作され、小説家などを経て2005年に実写映画化。このカルト的SF映画で、アラン・リックマンは“鬱病ロボット”マーヴィンの声を演じている。

「僕、落ち込んでいるんです」「僕の頭脳は宇宙サイズ、なのにこんな仕事」「僕って孤独」とまるで『くまのプーさん』イーヨーのように暗い言葉をブツブツ言い続けるマーヴィン。アラン・リックマンの低音のおかげで、ジメっとした、それでも憎めない愛らしいキャラクターに仕上がった。

ちなみにマーヴィンを気ぐるみで演じているのは、『ハリー・ポッター』フィリウス・フリットウィックのワーウィック・デイヴィス。『ハリー・ポッター』俳優ふたりがかりという縁あるキャラクターだ。

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007)

ジョニー・デップ主演&ティム・バートン監督で、トニー賞に輝いたブロードウェイ・ミュージカルを映画化。アラン・リックマンが演じるのは、権力を最大限に駆使して主人公を陥れる治安判事のターピンだ。彼にとって過去一番の悪役と言えるかもしれない。

舞台は19世紀のイギリス・ロンドン。妻を奪われた上に、無実の罪を課せられて投獄されてしまった理髪師が、名前も姿も変えて15年ぶりにロンドンのフリード街に帰ってきた。「スウィーニー・トッド」と名前を変えた彼は狂気に満ちており、かつて自分を陥れた男への復讐を開始する……。

出演者にはジョニー・デップ&アラン・リックマンの他、『ハリー・ポッター』シリーズのベラトリックス・レストレンジ役などで知られるヘレナ・ボナム・カーター、『レ・ミゼラブル』(2012)『シカゴ7裁判』(2020)のサシャ・バロン・コーエン、『ターナー、光に愛を求めて』(2014)のティモシー・スポールなど。

『大統領の執事の涙』(2013)

ホワイトハウスで黒人の執事として、7人の大統領に仕えた、実在の黒人男性の人生を描いた作品。アラン・リックマンが演じるのは、ロナルド・レーガン元大統領だ。公開当時、見た目が非常に似ていると話題となった。

綿花畑の奴隷として生まれた黒人、セシル・ゲインズ。一人で生きていくことを決心して、綿花畑を出ていくことに。見習いからホテルのボーイとなり、懸命に働く姿が評価されて、ホワイトハウスの執事として抜擢される。キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争などアメリカの歴史が激しく揺れ動く瞬間を目の当たりにしながら、約30年間に渡り7人の大統領に仕えた。一方で、仕事優先で家族とは関係が上手くいかなかった。そして、その家族もまた、激動の時代の荒波にもまれていく……。

アラン・リックマンの他、出演者には錚々たる実力派の俳優陣が集結した。セシル・ゲインズ執事役にフォレスト・ウィテカー、妻グロリア役にオプラ・ウィンフリー。その他の共演者には、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)ロビン・ウィリアムズ、『マルコヴィッチの穴』(1999)ジョン・キューザック、『帰郷』(1978)ジェーン・フォンダ、『グローリー/明日への行進』(2014)のキューバ・グッディング・ジュニア、マライア・キャリーなど。監督は、『プレシャス』(2009)『ペーパーボーイ 真夏の引力』(2012)のリー・ダニエルズが務めた。

『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』(2016)

これがアラン・リックマンの遺作となった実写映画だ。『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』は、ドローンなどが活用される最新鋭の戦争をテーマに、いわゆる「トロッコ問題」を描く戦争スリラー。

Writer

THE RIVER編集部
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