ケヴィン・ファイギの息子、そんなにマーベルに興味がなかった ─ ゲーム『マーベル・ライバルズ』でようやくハマって父に「パニッシャーってどんなやつ?」と質問するように

世界中を熱狂させるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の手掛け人ケヴィン・ファイギは、もともと筋金入りのマーベル・オタクでもある。少し意外なことに、彼の10代の息子は最近までマーベルにさほど関心がなかったのだという。米The Wrapが伝えている。
MCUの第1作『アイアンマン』(2008)は17年前の映画(本記事時点)だ。つまり、現在17歳より若い世代は当時生まれていなかった。こうした若者世代を惹きつけることを考えているかと尋ねられたファイギは、自身の10代の息子も「気を遣って(マーベルに)興味があるふりをしている」と明かす。ファイギは妻ケイトリンとの間に、長女エラ(2009年生まれ)と次男エリク(2012年生まれ)がいる。13歳の息子エリクは、父親がMCUの舵取り人である一方、そこまで興味があるわけではなかったようなのだ。
ところが息子は、人気ゲーム『マーベル・ライバルズ』をきっかけに、マーベル・ユニバースに興味を持つようになったという。2024年12月にリリースされたNetEaseのヒーローシューティングゲームで、プレイヤー人口は世界4,000万人の大人気タイトルだ。
息子も『マーベル・ライバルズ』にハマると、「いきなり、ヘラについて教えてとか、パニッシャーや他のキャラクターについて教えてと私に聞くようになったんです」とファイギ。「それで、今では作品を観漁るようになりましたよ」。
スタジオは新しい世代の観客層を獲得するために苦心するが、ゲームは特に若い世代にアプローチできる魅力的なタッチポイントだ。筆者もかつて格闘ゲーム『MARVEL vs. CAPCOM』シリーズで初めて“マーヴル・スーパーヒーロー”に触れて関心を持った。マーベル・ユニバースに惹かれるきっかけは、必ずしも映画やドラマ、コミックである必要はない。ゲームという異なる入り口からでも、その世界観に魅了される若者たちは確かに存在するのだ。
それにしても息子エリクは、マーベルについてわからないことがあれば何でも父が教えてくれるだろうから羨ましい。もしかしてファイギ家の中では、MCUの今後に関する重要なヒントがこっそり語られたりして……?
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Source:The Wrap