『ワイルド・スピード』第9作にジョン・シナの出演が正式決定 ─ WWEスターがワイスピファミリーに加わる

『ワイルド・スピード』メインシリーズ第9作に、WWE出身の人気プロレスラー、ジョン・シナが出演することが認められた。
これは、シリーズ主演格のヴィン・ディーゼルが2019年4月に自身のInstagramに投稿した動画で示唆していたもの。この動画では、ヴィンが「ある人が来てくれました。パブロ(故ポール・ウォーカーのこと)が連れてきたかもしれない」と述べた後にジョン・シナが紹介されており、出演が有力視されていた。
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この度、米ユニバーサルがジョン・シナの出演を正式に認めたとして米Deadlineが報道。ジョン・シナ本人も自身のTwitterで以下のコメントを寄せている。
For nearly 20 years, the Fast Franchise has entertained fans and created some of the biggest cinematic moments in history. It’s an incredible honor to join this franchise and this family. https://t.co/7GFzDsX8sl
— John Cena (@JohnCena) June 7, 2019
「およそ20年の間、『ワイルド・スピード』はファンを楽しませ、史上最高の映画的瞬間を創ってきました。このシリーズと、このファミリーに加われるというのが光栄でなりません。」
『ワイルド・スピード』シリーズからは、初のスピンオフ作『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が2019年8月2日に日本公開。こちらはシリーズに途中合流したルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)とデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)の2人を描く物語だ。
ドウェイン・ジョンソンもWWE出身のレスラーで、今や数々のハリウッド映画で活躍するスーパースター。俳優への転身に成功したレスラーといえば、他に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのデイヴ・バウティスタもある。ジョン・シナは『ザ・ウォール』(2017)などで俳優としてのキャリアを重ねており、『バンブルビー』(2019)ではスクリーンでの存在感を確かなものにしていた。
『ワイルド・スピード』シリーズは、ヴィン・ディーゼルやタイリース・ギブソンら古参キャストとドウェイン・ジョンソンの間で確執が生じており、ドウェインは『スーパーコンボ』で主演した後もメインシリーズの第9作には登場しないとされている。ジョン・シナ対ドウェイン・ジョンソンの対決も観たかったところだが…。
『ワイルド・スピード』第9作は2019年内にも撮影が始まるとみられており、監督はシリーズ第3~6作を手がけたジャスティン・リンが担当。脚本は新鋭ダニエル・ケイシーが執筆したが、女性脚本家の手でリライトが加えられることになる。