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『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』にデイリー・ビューグルとJ・ジョナ・ジェイムソンは登場するか ─ スマホ時代のカメラマンの描き方、プロデューサーが語る

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のスパイダーマン/ピーター・パーカーは、オリジン設定を独自に描いている。『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)では、ピーターがスパイダーマンとしての能力を得る流れを割愛し、それゆえにベンおじさんも登場しなかった。スパイダーマンの物語に欠かせない新聞社デイリー・ビューグルやその名物編集長J・ジョナ・ジェイムソンも、まだ劇中では語られていないのだ。

過去の作品ではカメラマンとしての一面も持つピーターだが、『ホームカミング』のピーターがカメラ好きであるような描写はなかった。MCU版『スパイダーマン』では、スパイディのネガティブ・キャンペーンを行うデイリー・ビューグル社に写真を売り込むピーターや、J・ジョナ・ジェイムソンの癇癪といったお馴染みの要素は描かれないのだろうか?

「いくつかのアイデアあり」

Comicbook.comが同作エグゼクティブプロデューサーのエリック・ハウサーマン・キャロルに尋ねたところによると、「確かに、彼ら(J・ジョナ・ジェイムソン)についてもかなり話し合いをしました」という。どうやら、従来の形式とは違う形で登場する可能性があるということらしい。

「私達は、”これは前に見たな”とすぐに分かってしまう形では登場させたくないんです。いくつかのアイデアもあるのですが、詳しくはネタバレになってしまうのでお話できません。もしもデイリー・ビューグルが登場するなら、お馴染みの新聞としてではないでしょう。」

わずか2世代前、サム・ライミ監督版の『スパイダーマン』シリーズでは、カメラマンとしてのピーター・パーカーや新聞社の役割が色濃く描かれていた。スパイダーマンをめぐる世論の中心にはデイリー・ビューグル社があったのだ。ネットやSNSが普及した現在のデイリー・ビューグルはどのような形で登場するのだろう。

また、サム・ライミ時代になかったものとしてもうひとつ、スマートフォンの存在がある。エリックは「フォトグラファーがもはや必ずしも名声というわけではないという、おかしな事態になっている」と指摘する。思い返せば『スパイダーマン3』(2007)では、スクープ写真1枚で称賛されうる環境に狂い、エディ・ブロックはブラックスパイダーマンの写真の偽造にまで手を染める。J・ジョナ・ジェイムソンはスパイダーマンの格闘姿をおさめるため、子どもからインスタントカメラを買い取るほどだった。

「10年前のカメラよりもっと性能のいいやつを、皆ポケットに持っているでしょう。もはやニューヨーク・タイムズのフォトグラファーが子どもたちの憧れの職業じゃない時代に、どうやってピーター・パーカーを投影させようかと。」




時代の変化は存分に取り入れられるだろう。エリックは「オリジナルの要素には最大限の敬意を払った面白いアイデアが2、3ある」と語る。「お話はできないんですけど、でも凄いんですよ。ファンに愛される神話をできるだけ取り入れながら、愛される形に忠実で、でも違った形でお届けするんです。」

デイリー・ビューグル特集

スマホ時代、SNS時代の『ファー・フロム・ホーム』に、デイリー・ビューグルやJ・ジョナ・ジェイムソンの要素はいかにして描き出されるのか。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年6月28日、世界最速公開。

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Source:Comicbook.com

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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