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【インタビュー】トム・ホランドと『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』、ヒーロー演じる責任と喜び ─ 「僕、80歳になってもピーター役を演じたいんです」

"Spider-man: Far From Home" Indonesia Fan Event
Photo by Anthony Kwan/Getty Images for Sony Pictures Entertainment

ゴールドのジッパーがさり気なく光るワインレッドのポロシャツで爽やかに現れたトム・ホランドは、「仕事でバリに来れるなんて最高!」と喜んでいる。この日、THE RIVERは日本からバリ島に飛び、映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』主演トム・ホランドに会いに訪れていた。「こないだ友達に、”来週どうしてるの?”、”仕事で外してるよ”って話してて、”どこで仕事?”って聞かれたから”バリ”って答えたら、”ふざけんなよ〜!何だよ仕事でバリって!”って羨ましがれました(笑)。」トムも楽しそうだ。

"Spider-man: Far From Home" Indonesia Fan Event
このインタビューの後に開催されたレッドカーペット・イベントにて。Photo by Anthony Kwan/Getty Images for Sony Pictures Entertainment

マーベル・シネマティック・ユニバース最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が、2019年6月28日より日本最速公開となる。トム・ホランドはこれに向け、THE RIVER含むアジア各国から集まった記者からのインタビューに答えた。

蜘蛛のパワーを駆使するスーパーヒーローを演じながら、「実は蜘蛛は大嫌い」と苦笑いのトム。「取材で、ジェイク(・ギレンホール、ミステリオ役)と一緒にタランチュラを手に持って写真を撮るっていうのがあったんですけど、”やめてぇ…”って言いました。」

この記事には、『アベンジャーズ/エンドゲーム』までのネタバレが含まれています。

ロバート・ダウニー・Jr.やサミュエルに囲まれて

── ロバート・ダウニー・Jr.はあなたにとってどんな存在ですか?

すごく大きな存在です。僕の理想。彼と出会えて、お仕事も一緒にできて、夢が叶った気持ちです。ロバートを愛しています。僕みたいな若い俳優が安心できる存在。業界最高の立場にいるプロフェッショナルながら、優しくって勤勉で…。そして、とにかく良い人なんです。

──『アベンジャーズ/エンドゲーム』のクライマックス、「私はアイアンマンだ」のシーンを観た時はどうでしたか?

すごくショックでした。トニーの存在は大きかったですし、物語として極めて重要なキャラクターだったからです。彼がいないなんて、喪失感が大きすぎる。初めて知らされたときは、「まさかそんなハズがない」って思いました。トニーを殺しちゃうなんて、絶対にやらないだろう、たぶん戻ってくるんだろうって。でも本当にやってしまった。本当にそんなことをしてしまうんだって驚きました。しかもその方法がとにかく素晴らしくて特別で……。傑作ですよ、『エンドゲーム』は。

── サミュエル・L・ジャクソンのファンだとお聞きしました。共演されていかがでしたか?

そうなんです。ずっとサミュエルの大ファンでした。僕たちの業界でも最も成功した俳優ですよね。もちろん僕もマーベル映画が大好きですから、ニック・フューリーと共演できてすごく嬉しいです。サミュエルとはゴルフ仲間なんですよ。あの人ゴルフ上手くって、僕より全然上手いんです。ちょっと腹立つんですけど(笑)。

ある時、僕の父親や兄弟とサミュエルとでお金も賭けてゴルフをしたことがあって、「俺は昔マイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズともやったんだぞ」なんて話を聞かされて。「そうですか、マイケル・ジョーダンとタイガー・ウッズですか、そりゃすごいですね」って(笑)。とりあえず、すごくいい人です。大好きですよ。彼が今作に登場してくれて嬉しい。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム




等身大ヒーローの魅力 『ファー・フロム・ホーム』でも弾ける

── 『スパイダーマン』といえば、10代のキャラクターたちのドラマも魅力です。『ファー・フロム・ホーム』で見られるティーン要素、ハイスクール要素について教えてください。

良い質問ですね。ピーター・パーカーとMJの関係がすごく高校生っぽい感じで、いわゆるハリウッド映画的とか、ベタなロマンスの関係じゃないところが面白いんです。すごく初々しくて、ピーターもMJも、お互いを前にするとめっちゃ緊張するんですよ。もう何言っていいのか分からなくて、手を繋ぎたいけど恐すぎて無理、っていう。すごく可愛らしいし、僕の恋愛にも似てます。僕、そういうの下手なんですよ。

誰もが通る道だと思うから、そういうドラマを描けたのはすごく良かったです。皆さんが共感できるような作りにしたくって。誰でも人生で一度は片思いとか経験しますよね。あの感覚を映画でやるのがとても楽しかった。



── 『スパイダーマン』の実写化はこれで3世代目ですが、どの世代においても愛される理由は何だと思いますか?

面白い質問ですね。たぶん、若い子とか子供に「好きな色は?」って聞いたら、赤と青って答えると思うんですよ。だからスパイダーマンは好かれるんじゃないですかね。それから、僕の弟のような10代の子たちからは、共感できるから好かれているんです。自分との結びつきが感じられるスーパーヒーローは愛されますよね。トニー・スタークは億万長者だし、ソーは神で、キャプテン・アメリカもスーパーソルジャー。彼らに結びつきを感じるのは難しい。でもピーター・パーカーはごく普通の学生で、宿題とかガールフレンドとか、思春期に悩んでいる。これって誰でも経験することですよね。年上の世代の人たちにとっても、学生時代を思い出してもらえるはず。だからジョン・ワッツ監督は、上手いことあらゆる世代に結びつけてくれたと思います。誰が観ても楽しめる映画ですよ。

── (THE RIVER)前作『スパイダーマン/ホームカミング』(2017)では、ヴィランはバルチャーだということが事前の予告編やポスターでも明らかでしたよね。でも『ファー・フロム・ホーム』の事前プロモーションでは、あまりヴィランの姿が見えてきません。ミステリオは本当に味方なんですか、それともヴィランなんですか?

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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