『ファイナル・デスティネーション』最新作、監督が決定 ─ 日本でも緊急公開決定『ファイナル・デッドブラッド』に続く

避けられない死の連鎖を描く大人気シリーズ『ファイナル・デスティネーション』シリーズ第7作の監督として、ベルギー出身のミヒウ・ブランシャールが就任する方針であることが明らかとなった。米The Hollywood Reporterが報じている。
本作で英語作品デビューとなる見込みブランチャールは、短期間ながら集中的に行われた監督探しの中で見出され、最終交渉に入っている段階という。
ブランシャールは、フランス・ベルギー合作の犯罪アクションスリラー『ナイトコール』(2024)で長編映画デビュー。同作は『コラテラル』を彷彿とさせるジャンル・スリラーでありながら、タイムリーな社会風刺を盛り込んだ作品として大きな注目を集めた。2025年初頭には、ベルギー版アカデミー賞と呼ばれるマグリット賞で、11部門ノミネート中10部門を制覇する快挙を達成している。
また、これまでに短編映画6本で監督・脚本を務め、『T’es morte, Hélène(原題)』は2023年のアカデミー賞実写短編映画部門の最終候補に選ばれた。現在、同作の英語版が、『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミをプロデューサーに迎え、トライスター・ピクチャーズで製作中だ。
第7作の内容や時代設定などは不明だが、第6作『ファイナル・デッドブラッド』(2025)で共同脚本を務めたロリ・エヴァンス・テイラーとガイ・ビューシックが再び脚本を担当する。プロデューサーには、これまでシリーズを支えてきたクレイグ・ペリーとシーラ・ハナハン・テイラー、第6作で共同脚本を任ったジョン・ワッツと彼の妻ダイアン・マクガニグル、トビー・エメリッヒが名を連ね、製作総指揮としてウォーレン・ザイドが復帰する。
『ファイナル・デスティネーション』シリーズは世界中で10億ドル以上の収益を稼ぎ出し、ニューライン・ピクチャーズにとってホラー・シリーズとしては3番目に大きなフランチャイズとなっている。第6作『ファイナル・デッドブラッド』は世界興行収入1位を獲得し、シリーズで過去最高のオープニング週末成績を記録した。
なお、日本では『ファイナル・デッドブラッド』は劇場公開が一時見送られ、2025年10月22日より『ファイナル・デッドブラッド』としてブルーレイ+DVDセット発売、DVDレンタル開始予定。その後、ファンの要望を受けて10月10日よりR18+指定で劇場公開が緊急決定した。
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Source:The Hollywood Reporter