森林火災監視員を描くゲーム『Firewatch』映画化企画が再始動 ─ 『ブラインドスポッティング』製作会社のもと進行中

森林火災監視員を主人公にした謎解きゲーム『Firewatch』の映画化企画が、『ブラインドスポッティング』(2018)『リトル・モンスターズ』(2018)などで知られる製作会社Snoot Entertainmentにて進行していることがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。
本作は1989年、アメリカ・ワイオミング州の自然保護区を舞台に、森林火災監視員として就任することになったヘンリーの生活を一人称視点で捉えた作品。大自然の中で孤独な生活を過ごす中、ヘンリーは奇妙な出来事に見舞われていく。美しく作り込まれた風景や圧倒的な没入感、そしてストーリーテリングが高く評価された同作は、数々の賞にも輝いている。
『Firewatch』の映画化企画が始動したのは今回が初めてのことではない。ゲームが米国でリリースされた2016年に、製作会社Good Universeのもとで企画が立ち上げられたものの、同社がライオンズゲートに買収された後に頓挫してしまった。そして、この度Snoot Entertainmentにて企画が再始動したというわけだ。
製作を務めるのは、Snoot Entertainmentのジェス・カルダー&キース・コルダー、ゲーム開発元Campo Santoのショーン・ヴァナマン&ジェイク・ロドキン。カルダーは、『Firewatch』について「美しく心を打たれる芸術作品」と絶賛し、映画化への喜びも綴っている。「完璧なゲームを、我々に映像化させて頂けることを非常に嬉しく思っています」。
一方、ヴァナマンは「ジェスとキースは熱心で先見の明のある映画製作者であり、ビデオゲームに対しての素晴らしいセンスを持っています」と語っている。「Good Universeの時のように、我々はジェスとキースと初めて会話を交えた瞬間から、素晴らしいパートナーを築くことが出来ると確信しました。彼らの専門知識、センス、情熱に疑いの余地は一切ありません」。
『Firewatch』はPS4、Nintendo Switch、Steamなどを対象に配信中。
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Source: The Hollywood Reporter