『フリー・ガイ』続編案がすでに存在、監督が認める ─ ディズニーも製作を希望

ライアン・レイノルズ主演、ゲームのモブキャラに光を当てたアクション・コメディ『フリー・ガイ』に続編案が存在していることを監督のショーン・レヴィが認めた。ライアン・レイノルズによると、製作・配給の米ディズニーも続編を希望しているという。
『フリー・ガイ』は、『ナイト・ミュージアム』シリーズや「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)のショーン・レヴィ監督最新作として、2021年8月13日に公開を迎えた。キャストには、レイノルズのほか「ストレンジャー・シングス」のジョー・キーリーや『マイティ・ソー』シリーズの監督としても知られるタイカ・ワイティティら、楽しい面々がそろっている。
アメリカでの公開初週末3日間の興収記録は2,840万ドルを記録。全米初登場1位の好発進を見せた本作には、はやくも続編の可能性があるようで、監督のショーン・レヴィは「シリーズ化を視野に入れて(『フリー・ガイ』を)作ってきました」としながら、「これまで口にしてきたり、軽く考えてみたりしたアイデアもあります」と話している。
続編にゴーサインを出すかの最終判断はディズニーに委ねられることになるが、レイノルズによればスタジオ側も製作を望んでいるという。自身のTwitterを更新したレイノルズは、自ら速報を伝えるかのようにして「3年間ずっと、『フリー・ガイ』がオリジナルタイトルの映画であることをディズニーに伝え続けた結果、彼らが正式に続編を作りたがっていると今日認めました」と綴っている。ワイティティ演じるアントワン社長のGIF動画も添付しながら「やっふー!」と喜んでいる様子のレイノルズだが、文末には“皮肉”を意味する「Irony」というハッシュタグもある。
Aaaannnnd after 3 years messaging #FreeGuy as an original IP movie, Disney confirmed today they officially want a sequel. Woo hoo!! #irony pic.twitter.com/85mMxW4owx
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) August 14, 2021
『フリー・ガイ』には、人気ゲームへの数々のオマージュが登場し、特にゲームファンの好奇心をくすぐる内容が多々あるが、何よりも主演のレイノルズによる一人コントや、色とりどりの豪華キャスト、サウンドトラックも相まって、老若男女どの世代にとっても楽しめる仕上がりとなっている。ファミリー層がメインターゲットのディズニーにとっても続編は好都合と言えそうだが、果たして……?
ちなみにディズニーは、実写版『クルエラ』の続編製作を正式に発表しているほか、映画『ジャングル・クルーズ』の続編企画も水面下で進めている。