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【総特集】今年のハロウィンを『13日の金曜日』にしたいあなたに贈る、ジェイソン入門講座!こんなにあるよホッケーマスク

もういくつ寝ると、おハロウィンがやって来るが、みなさんは心の準備、いかがだろうか。

ぼくはと言えば、ハロウィンに何か特別なアクションを起こすわけではないので、単なる10月31日にしか、今のところ見えていない。ただ、ぼく以外のおそらく多くの方々は、仮装の問題で頭を悩ませているに違いない。

ハロウィンの仮装と言えば、大抵は恐ろしいものと相場が決まっている。まあ最近では、特に日本では、そういった恐ろしいもの縛りもずいぶん緩くなってしまっていて、単なるコスプレに成り果てている感も否めないが、それはさておき、クラシックなところで言えば、ヴァンパイアとかウルフマンとかフランケンシュタインとか、あっ、余談だが、あの人造人間のフランケンシュタインというのは、厳密に言うと人造人間を創り出したマッド・サイエンティストがヴィクター・フランケンシュタインという名前なのであって、あの怪物がフランケンシュタインという名前ではないから、仮装の際にはご注意いただきたい。

Furankenshutain
http://www.imdb.com/title/tt0021884/ – © 1931 Universal

さて、近年では、アメリカでのホラー映画の幅が広がってきたことにより、ホラー映画内における象徴的なキャラクターも今まで山ほど排出されてきた。その為、ハロウィンにおける仮装の幅も、それに比例するようにずいぶん広がってきたように感じる。ホラー映画の金字塔のひとつ、ジョン・カーペンターの『ハロウィン』(Halloween)に登場するマイケル・マイヤーズなどはその代表格と言えよう。ちなみに映画の冒頭でマイケルが姉を刺し殺す際にしているハロウィンの仮装はピエロであるが、青年となって街に戻ってきたマイケルは、ツナギの作業服に無表情の白塗りのハロウィン・マスクという格好をしている。あの常軌を逸して無機質な感じなどは非常に不気味で頭にこびりつく為、おそらく今でもハロウィンの仮装としてずいぶん人気が高いのではないだろうか。

余談だが、あの白塗りのマスクは、『スター・トレック』(Star Trek)でお馴染みのカーク船長ことジェームズ・タイベリアス・カークの顔をモデルにして作られているらしい。ということは、ほぼ素顔で演じているウィリアム・シャトナーの顔だということになる。そう思って『ハロウィン』を観返してみると、また違った楽しみ方が出来るかもしれない。

Star Trek
CBS Photo Archive – © 1969 CBS Photo Archive

さて、前置きが長くなったが、そんなホラー映画縛りで、もしぼくがハロウィンの仮装を選ぶなら(まあ、仮装する予定はないのだけれども・・・)、いったい何にしようかなあと考えていて、幾つかの候補があがってきた。それは何かと言えば、『エルム街の悪夢』(Nightmare on Elm Street)のフレディー・クルーガー(本名はフレッド・クルーガー)、そして『13日の金曜日』(Friday The 13th)のジェイソン・ボーヒーズ、このふたつをおいて他には考えられないだろうということになった。すぐ頭に浮かんでくるもんね、二人とも。もはやホラー映画界の重鎮である。

というわけで、今回はそのひとり、ジェイソンに焦点をあてて、もしハロウィンでの仮装でジェイソンを選ぶならおそらく最重要ポイントとなる、あのホッケーマスクについての話を展開してみたいと思う。

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0097388/

 

まずジェイソンって誰だよ?という方に本当に簡単に説明すると、アメリカのホラー映画『13日の金曜日』シリーズに登場する架空の人物である、もちろん架空。で、まあ、屈折した復讐心を核にして殺しを繰り返す殺人鬼みたいなものと言えば、わかりやすいかな。詳細はぜひ映画をご覧いただきたい。

この『13日の金曜日』は、物語本筋と、さらに外伝やリブート作品を含めると実に12作品も製作されている言わば人気のシリーズであり、確か一年ほど前に、新たにリブートされるというニュースが世間を騒がせていて、新作の公開は2017年の1月13日(もちろん金曜日)だと聞かされていたが、あれから二転三転あったようで、プレ年末のこの時点でもまったく進展を見せていないようである。たぶん延期だろうなあと、個人的には思っている・・・。

さて、そのジェイソンのトレードマークと言えば、ご存知あのホッケーマスク。前述の通り、もしハロウィンでジェイソンの仮装をするなら目を背けることの出来ない最重要ポイントになる。そこで、シリーズにおけるジェイソンのホッケーマスクの変遷を見つつ、来るハロウィンに向けてその傾向と対策を考えてみたい。

ちなみにシリーズを通しての物語の内容の部分については、未鑑賞の方のことを配慮して、極力触れないでおこうと思う。

第一作目『13日の金曜日』(Friday the 13th )1980年

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0080761/

実はこの第一作目には、ホッケーマスクは一切登場しないのである。えっ、なんで?という部分については、物語の核となってしまうので伏せさせて頂くが、この作品における殺人鬼は、ホッケーマスクをかぶってはいない。しかしコアな『13日の金曜日』愛好家なのであれば、この作品のジェイソンの仮装がしたい、あるいは例のあの人の仮装がしたい、そう思っている方もいるかもしれない。そこまでくればもう生粋の『13日の金曜日』ファンだが、周囲から見ると「あれはいったい何のコスプレだよ・・・?」ということになるので、素人にはあまりオススメできない。

第二作目『13日の金曜日 PART2』(Friday the 13th Part 2) 1981年

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0082418/

前作から数年後、クリスタルレイクのキャンプ場でまたもや惨劇が起こる話である。そしてこの作品からついに本格的にジェイソンが始動するのだが、なんとまたもやホッケーマスクは一切登場しない。「ちょっとちょっと、いったい何回目のデートでキス出来るのさ!」というお嘆きの声も聞こえてくる。ご安心いただきたい、この作品でのジェイソンは顔を隠すために、片目の部分に穴を開けた麻袋をかぶっている。というわけで、この作品のジェイソンの仮装を望むのであれば、ホッケーマスクではなく、穴を開けた麻袋を用意するだけで十分対応できるし、こちらもなかなかマニアックな仮装である。個人的にはこれこそジェイソンの仮装だと言い切りたいし、ハロウィンの仮装としての恐ろしさは十分に発揮するが、やはり素人にはオススメできない。

第三作目『13日の金曜日 PART3』(Friday the 13th Part III)1982年

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0083972/

前作の惨劇の翌日から始まる物語。お待たせしました、この作品からついに、ジェイソンが満を持してホッケーマスクを装着する。ちなみに着ている洋服は近所のカフェで奪ったものであり、ホッケーマスクはと言えば、とある高校生から奪ったものである。ホッケーマスクには、額部分に赤い矢印型のマークと、両頬に赤い三角形のマークが描かれている。そしてまだホッケーマスクの状態も小奇麗である。いわゆるこれが一番オーソドックスなジェイソンのホッケーマスクということになるだろう。そして、初めてジェイソンの仮装をする方には最適であろうと思う。

第四作目『13日の金曜日 完結編』(Friday the 13th: The Final Chapter )1984年

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0087298/

 

タイトルからもわかるように、いったんの区切り的な作品、そして物語は前作の惨劇の終わったその夜からはじまる。シリーズごとの時間の隙間が短かすぎるのがすごい、もはや某国営放送の連続テレビ小説である。ホッケーマスクはと言えば、印象的な三箇所の赤いマークがやや消えかけている。そして左上部にザックリと傷が出来ているのがわかるが、これは前作で反撃を食らった証である。この作品には、若き日のコリー・フェルドマンが、特殊メイクが特技というおかしな設定の少年として登場しているのが、個人的には印象深い。仮装に関して言うと、このくらいの加工がなされた既製品のホッケーマスクなら、意外とすぐに手に入るかもしれないので、この薄汚れ感と血の付いた傷はハロウィンには最適に感じる。やはり初心者か、やや中級者向けであろう。

第五作目『新・13日の金曜日』(Friday the 13th: A New Beginning)1985年

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0089173/

 

さて、この作品はちょっと複雑な物語になっているのだが、前作からは何年もの時がたっており、前作でコリー・フェルドマンが演じていたトミー・ジャーヴィスという少年の成長後、つまり青年期の話になっている。そして写真を見ていただいてもわかるように、ホッケーマスクが一新されていて、両頬に青い三角形のマークが描かれている。左上部の傷もなくなっている。そしてマスクではないが目の輝きも少し違うような気がする。

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0089173/

作品の冒頭にはもう一種類、現実のシーンではないのだが、通常の額だけに赤いマークを残して傷の付いたホッケーマスクも登場する。ただ、物語のメインはこの青いマークのものになっている。なぜかということは、やはり映画をご覧いただきたい。そして仮装としてあえてこのホッケーマスクを選ぶならば、ある意味ではなかなかのマニアであろう。わりと上級者向け。またこの作品の仮装をあえてチョイスするならば、その服装がツナギになっていることにも注意していただきたい。

第六作目『13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!』(Friday the 13th Part VI: Jason Lives)1986年

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0091080/

 

タイトルを見たらもうそのままであるが、ジェイソンは生きていたぞ!という物語である。シリーズの途中から、そのタイトルだけで物語の内容をおおよそ理解できるようになってきているし、ほぼ毎年か二年に一回、続編が製作されている・・・、超絶人気のシリーズだったという証であろう。さて、ホッケーマスクであるが、両頬のマークはもはやまったく消えているが、額のマークは比較的キレイに残っている。そして血こそ付いていないが左上部の傷も健在である。そのため、仮装の際にこの作品をチョイスしたいのであれば、マスクよりもジェイソンの肉体とか、その汚れ具合とかで勝負しなければならないというデメリットが存在するため、なかなかの上級者向けではないかと感じる。印象的な凶器で勝負するという手もあるが、個人的に楽しむならまだしも、パーティーへの参加や街中を練り歩く際には、あまりオススメはできない。

第七作目『13日の金曜日 PART7 新しい恐怖』(Friday the 13th Part VII: The New Blood)1988年

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0095179/

このあたりからだんだんネタに困ってきたのかもしれないが、この作品には超能力少女が登場する。スプラッター映画だった『13日の金曜日』にオカルト要素を加えてきたわけである。さてホッケーマスクはと言うと、写真ではわかりづらいのだが、前作と比べてずいぶんとキレイでピカピカになっている。額の赤いマークと左上部の傷は、前回と同様。そしてこの写真ではわからないのだが、左の顎のあたりが破損している。この作品における状態の既製品が手に入るかどうかは不明だが、色々と独自にカスタマイズしてこの作品を表現するのもいいかもしれない。そしておそらく中級以上であるが、やや地味であり、面白味にはかけると個人的には感じる。ただもし、ジェイソン単独ではなく、超能力少女役として自分の娘や、あるいは孫娘などを引き連れて歩けば、ぐんとクオリティーはあがるだろう。

第八作目『13日の金曜日 PART8 ジェイソンN.Y.へ』(Friday the 13th Part VIII: Jason Takes Manhattan)1989年

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0097388/

はい、このあたりからすこしおふざけがはじまっている感があるが、タイトル通り、ジェイソンがニューヨークのマンハッタンにやって来る。そして前作、前々作くらいからもはや、「ジェイソン死なないじゃん。」という不死的な感も強くなってきている。まあそれはさておき、ホッケーマスクを見てみよう。ジェイソンはこの作品で新たなホッケーマスクを手に入れるのだが、なぜか左上部には例のあの傷がほぼ同様にしっかりついている。ただ、両頬の赤い三角形のマークが復活しており、さらには今までとはその形状が違うことから、やはり新しいホッケーマスクだということがわかる。そして幅もちょっと広いんじゃないのかな。この作品を仮装で表現するならば、やはりホッケーマスクに描かれたマークの違いであろう。細かい部分にまでこだわるのであれば、形状にも気を配ってみるとよいかもしれない。まあこれは既製品で売っていそうなので、ホッケーマスクだけに重きを置くなら初心者でも十分にチャレンジできるレベルかと思う。ちょっと個性を出して「I ♡ NY」Tシャツなどコーディネイトすれば、「ああ、ニューヨークに行った時の仮装だな。」ということが一目瞭然かもしれない。

第九作目『13日の金曜日 ジェイソンの命日』(Jason Goes to Hell: The Final Friday)1993年

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0107254/

はい、タイトルからもわかるように、ジェイソンがようやくある意味お亡くなりになります。この作品に関して言えば、もはやジェイソンの存在が当初からは考えられないような、違う意味での悪魔的なものになってしまっている。詳しくは作品をご覧ください。さてホッケーマスク、いよいよホッケーマスク自体も一気に悪魔的になってきている。満身創痍のボロボロである上に、もはやジェイソンの顔と一体化しているようにも見える。おそらくシリーズ中、もっとも禍々しいのではないだろうか。しかしかろうじて、やはり額の赤いマークだけはしっかりと残っている。この作品を仮装に取り入れようとするには、ホッケーマスクだけでは、ほぼ表現は不可能だと感じる。そのため、これは超上級者か、あるいはプロ並の特殊メイク技術が必要になってくるだろう。ホッケーマスクだけでなんとかしようというレベルを超えてしまっている。

第十作目『ジェイソンX 13日の金曜日』(Jason X)2001年

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0211443/ – © 2001 New Line Cinema.

もう13日も金曜日もクソもなく、2455年、近未来の宇宙船内での物語である。もはや別の映画である。ジェイソンが出てくる必要性がまったく感じられない。まあ興味がある方は作品をご覧ください。さてホッケーマスク・・・、いちおうこの作品にもホッケーマスクの状態のジェイソンは登場するが、メインはもはやこのサイボーグ化したジェイソンであるため、ホッケーとか関係ない、金属合金のマスクである。マスクというか、義体化でしょ。

Friday The 13th
http://www.imdb.com/title/tt0211443/ – © 2001 New Line Cinema.

ちなみに、サイボーグ化する前のジェイソンのホッケーマスクであるが、こちらもやはり少し未来ということで、形状がずいぶん異なっている。ただ、赤いマークはほとんど残っていないが、左上部の傷はなぜかはっきり見受けられる。いずれのマスクも、もしかしたら既製品で売っているかもしれないけれど、まだホッケーマスクの形状のものはアリだとしても、サイボーグのマスクはなあ・・・、というのがぼく個人の感想である。ある意味では他の作品とは差別化がしやすいので、そういう意味ではもしかしたら、こちらも初心者向けかもしれないけれど、サイボーグのマスクはやはりそれだけでは成り立たないから、超上級者向けかな。

とまあそんなわけで、長々とホッケーマスクの変遷を、ごく簡単にではあるが辿ってみた。お気に入りのものがあったであろうか?

ちなみにこの他にも二作品、『フレディVSジェイソン』(Freddy vs. Jason)と、2009年版のリブートとしての『13日の金曜日』があり、まあ若干のホッケーマスクの違いはあるのだけれど、もうお腹いっぱいだと思うので、今回はこれにて終了とさせて頂く。

最後に、自作したのか既製品かわからないのだが、すべてのマスクを集めた写真があるので、ご覧いただこう。『フレディVSジェイソン』のホッケーマスクも含まれているようであるが、麻袋は残念ながら含まれていない。でもこうやって見てみると、壮観だなあ。

Friday The 13th
http://imgur.com/a/R4pFl

では、お気に入りの作品になぞらえたジェイソンのホッケーマスクをかぶって、ハッピーでフライデーでサーティーンなハロウィンをお過ごしください、2016年10月31日は残念ながら、当たり前だけど13日じゃないし、さらには月曜日だけどね。

Writer

Mujina
MujinaMujina Tsukishiro

普段はあまり摂取しないコーヒーとドーナツを、無駄に欲してしまう今日この頃。You know, this is - excuse me - a damn fine cup of coffee.

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