『マッドマックス』フュリオサ単独映画、約1年の公開延期が決定 ─ アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース出演

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)の前日譚映画『フュリオサ(原題)』の米国公開日が延期されたことがわかった。
米ワーナー・ブラザースによると、もともと『フュリオサ』は2023年6月23日に米国公開予定だったが、新たに2024年5月24日の公開となることが決定。11ヶ月の大幅延期となった。米Varietyによると、本作のプリプロダクション(撮影前作業)は2021年11~12月にオーストラリアにて行われる予定。したがって、撮影は2022年の前半に開始されるとみられる。
このたびの公開延期が、こうした撮影スケジュールの事情によるものかはわかっていない。ただし、2020年にコロナ禍における映画撮影の要を担ったオーストラリアでは、ワクチン接種の遅れとデルタ株の感染拡大を受け、2021年8月から各地でロックダウンが始まっている。現地での映画製作は不安定な状況となり、Netflixはクリス・ヘムズワース主演『タイラー・レイク -命の奪還-』(2020)の続編映画の撮影地をチェコ共和国のプラハに変更していた。ワーナーも現地の情勢を鑑みて、あらかじめ公開日を繰り下げた可能性はある。
『フュリオサ』では、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のシャーリーズ・セロンに代わり、フュリオサ役を「クイーンズ・ギャンビット」(2020)のアニャ・テイラー=ジョイが演じる。共演者には『アベンジャーズ』シリーズのクリス・ヘムズワース、『マトリックス レザレクションズ』(2021)のヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世。監督・脚本・製作には『マッドマックス』シリーズのジョージ・ミラーが続投する。
なおワーナー・ブラザースは、スティーブン・キング原作映画『呪われた町(原題:Salem’s Lot)』を2022年9月9日に米国公開することを決定。監督・脚本は『アナベル 死霊博物館』(2019)のゲイリー・ドーベルマンが務める。
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